ドッグランに休憩スペースを作る完全ガイド【2026年版】

目次
  1. ドッグランに休憩スペースが必要な理由
  2. 休憩スペースの種類と特徴
  3. 日除け・シェードの選び方
  4. ウッドデッキの活用法と素材選び
  5. 設置場所の選び方
  6. 休憩スペースの費用目安
  7. 犬の安全に配慮した設計ポイント
  8. 施工実例
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ

ドッグランに休憩スペースが必要な理由

「ドッグランにはフェンスと床材があれば十分」と思っていませんか?実は、休憩スペースは犬の健康を守るために不可欠な設備です。

犬は走り回ると体温が急上昇しますが、人間のように全身で汗をかいて体温を下げることができません。パンティング(口を開けてハァハァする呼吸)で熱を逃がしますが、限界があります。特に夏場は熱中症のリスクが非常に高く、日陰で休憩できる場所がないと命に関わることもあります。

  • 熱中症予防:日陰で体温を下げられる休憩場所は必須。特に短頭種(パグ、フレブル等)は熱中症リスクが高い
  • 飼い主の快適性:愛犬を見守りながらくつろげるスペースがあると、ドッグランの利用時間が長くなる
  • 水分補給ポイント:休憩スペースに水飲み場を併設すると効率的

休憩スペースの種類と特徴

ウッドデッキ+日除け

最も人気の高い組み合わせです。室内と庭をつなぐ動線になり、犬も飼い主もくつろげます。ウッドデッキは地面より高いため夏場も涼しく、汚れにくいのがメリットです。日除けにオーニングやタープを組み合わせると快適性がさらに向上します。

テラス屋根+タイルデッキ

アルミフレームのテラス屋根にポリカーボネートの屋根材を組み合わせたタイプです。雨天でも休憩でき、耐久性が高いのが特徴。タイルデッキは掃除がしやすく、犬の爪で傷つきにくいメリットがあります。

パーゴラ+シェード

木製やアルミ製のパーゴラにシェードを張る開放的なスタイルです。デザイン性が高く庭のアクセントになります。シェードの取り外しが可能なので、季節に応じて日差しの調整ができます。

犬小屋・ドッグハウス

犬専用の休憩場所として、ドッグハウスを設置する方法もあります。雨風をしのげ、犬にとって安心できるプライベート空間になります。夏場は通気性の良いメッシュ付きタイプがおすすめです。

日除け・シェードの選び方

種類 遮光率 耐久性 費用目安 おすすめポイント
オーニング(電動) 90%以上 15〜40万円 開閉が楽、デザイン性高い
タープ 80〜95% 5,000〜3万円 手軽、コスパ最高
シェードセイル 85〜95% 3,000〜2万円 おしゃれ、通気性良い
テラス屋根 70〜90% 10〜30万円 雨も防げる、半永久的
パーゴラ+布 60〜80% 5〜20万円 デザイン性抜群

コストを抑えたい方にはタープやシェードセイルがおすすめです。詳しくはドッグランにタープ・日除けを設置する方法もご参照ください。本格的に取り付けるなら電動オーニングやテラス屋根が便利です。

ウッドデッキの活用法と素材選び

犬に適したウッドデッキの素材

  • 人工木(樹脂木):メンテナンスフリーで犬の爪で傷つきにくい。ササクレが出ないため肉球にも安全。最もおすすめ
  • ハードウッド(イペ、ウリン等):天然木の中で最も耐久性が高い。30年以上使える。ただし価格が高い
  • ソフトウッド(レッドシダー等):価格は安いが防腐処理が必要。犬が噛むとササクレで怪我する可能性あり

ウッドデッキのサイズ目安

犬と飼い主がくつろぐなら最低2m×2m(4㎡)は確保したいところ。テーブルとイスを置くなら3m×3m(9㎡)以上がおすすめです。ステップは大型犬なら1段、小型犬なら2段あると室内からの出入りがスムーズになります。

犬と過ごすテラス・ウッドデッキについてはテラス・ウッドデッキの作り方でも詳しく解説しています。

設置場所の選び方

  • 風通しの良い場所:夏場の体温調節に重要。建物の壁際よりも少し離れた場所が理想的
  • ドッグランからアクセスしやすい位置:走って疲れた犬がすぐ休めるよう、フェンスの内側に設置
  • 飼い主の視線が届く場所:休憩中も庭全体を見渡せると、他の犬や危険を素早く察知できる
  • 水飲み場の近く:休憩と水分補給をセットにできる配置がベスト

休憩スペースの費用目安

設備 DIY プロ施工
タープ(3m×3m) 5,000〜15,000円
シェードセイル 3,000〜10,000円
ウッドデッキ(4㎡) 5〜10万円 15〜30万円
テラス屋根 10〜30万円
電動オーニング 15〜40万円
犬小屋(既製品) 5,000〜5万円

費用全体については自宅ドッグランの費用・予算もご参照ください。

犬の安全に配慮した設計ポイント

  • 滑り止め対策:ウッドデッキやタイルは濡れると滑りやすい。人工木は比較的滑りにくいが、心配な場合は滑り止めマットを敷く
  • 段差の配慮:シニア犬や足の短い犬種にはスロープを設置。段差は15cm以下が理想的
  • 隙間対策:ウッドデッキの板の隙間に犬の爪が挟まらないよう、隙間は5mm以下にする
  • 高温対策:金属製のフレームやボルトは夏場に熱くなるため、犬が触れる部分はカバーする
  • フェンスとの接続:ウッドデッキの上からフェンスを飛び越えないよう、デッキとフェンスの位置関係に注意

施工実例

実例1:千葉県・トイプードル2頭(4kg・5kg)|予算40万円・15㎡

人工芝ドッグランに人工木ウッドデッキ(3m×2m)+電動オーニングを設置。室内からフラットに出入りでき、オーニングで日差しを調整可能。「リビングの延長のように使えて、犬と一緒にお茶を楽しめます」とのお声。

実例2:埼玉県・柴犬(10kg)|予算15万円・10㎡

ドッグランの一角にシェードセイル(3m三角形)を設置し、その下に犬用コットベッドを配置。低コストながら効果的な日除け空間を実現。「柴犬がいつもシェードの下で涼んでいます」とのこと。

実例3:神奈川県・ゴールデンレトリバー(30kg)|予算60万円・25㎡

テラス屋根(4m×3m)+タイルデッキの本格的な休憩スペース。雨の日も使え、大型犬がゆったり寝転べる広さを確保。水飲み場も隣接して設置。「雨の日でもデッキで遊べるので重宝しています」とのお声。

よくある質問(FAQ)

Q. ウッドデッキは犬の爪で傷つきますか? A. 天然のソフトウッドは傷つきやすいです。人工木(樹脂木)またはハードウッドを選べば、犬の爪による傷はほとんど気になりません。

Q. タープは台風のとき大丈夫ですか? A. 台風や強風時は必ず取り外してください。常設タイプのテラス屋根やオーニング(巻き取り式)のほうが安全です。

Q. 犬小屋は必要ですか? A. 屋外で長時間過ごす場合はあると安心です。室内飼いで短時間のドッグラン利用なら、日除けがあれば犬小屋は不要です。

Q. 休憩スペースの床にマットは必要ですか? A. シニア犬や関節が弱い犬にはクッション性のあるマットがおすすめです。屋外用のEVAマットやラバーマットが使いやすいです。

まとめ

ドッグランの休憩スペースは、愛犬の熱中症予防と飼い主の快適性のために欠かせない設備です。

  • 手軽に始めるなら:タープやシェードセイル(5,000円〜)が最もコスパ良し
  • 本格的に作るなら:ウッドデッキ+日除けの組み合わせが人気
  • ウッドデッキは人工木がおすすめ:メンテナンスフリーで犬にも安全
  • 風通し+水飲み場の近く:設置場所選びが快適性を左右する
  • 滑り止め・段差・隙間に注意:犬の安全設計を忘れずに

ドッグランホームズでは、休憩スペースを含むドッグランの総合設計を無料でご提案しています。お気軽にご相談ください。

この記事の監修は…
愛犬そらおとまめこ
ドッグランホームズ
代表 清水明夫

黒柴の「そらお」と雑種「まめこ」のパパ。元市議会議員。議員時代に、犬猫殺処分ゼロに向けた市民活動に携わったご縁で、保護犬「そらお」に出会い一緒に暮らし始める。外でしかトイレが出来ないそらおの特性から、自宅にドッグランをつくる。その際、ドッグラン専門施工業者の見つけずらさを痛感し、ドッグランホームズを開業。日々、自宅にドッグランを作りたい人の相談に乗る傍ら、全国にいる愛犬家外構プランナーとのネットワークを構築している。

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    記事公開日:2026年2月20日

    最終更新日:2026年2月20日

    この記事は、ドッグラン施工の専門家の監修のもと、最新の情報をもとに作成しています。

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