ドッグランに砂利を使う完全ガイド【2026年版】

目次
  1. ドッグランに砂利を使うのはアリ?結論から解説
  2. 砂利をドッグランに使うメリット
  3. 砂利をドッグランに使うデメリット・注意点
  4. ドッグランに適した砂利の種類と選び方
  5. 砂利ドッグランの施工費用の目安
  6. 砂利以外のおすすめ代替素材を比較
  7. 砂利と他素材を組み合わせる方法
  8. 砂利ドッグランのメンテナンス方法
  9. 施工実例で見る!砂利を使ったドッグラン
  10. よくある質問(FAQ)
  11. まとめ

ドッグランに砂利を使うのはアリ?結論から解説

「自宅のドッグランに砂利を敷こうと思っているけど、犬の足に悪くないの?」——こんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、砂利はドッグランの床材として使えますが、全面に使うのはおすすめしません。砂利は水はけが良く費用も安い一方で、犬の肉球を傷つけるリスクや走りにくさといったデメリットがあるためです。

ただし、トイレスペースや排水エリアなど部分的に砂利を活用する方法は非常に効果的です。この記事では、ドッグランでの砂利の正しい使い方、メリット・デメリット、そして人工芝やウッドチップなどの代替素材との比較を徹底解説します。

砂利をドッグランに使うメリット

砂利にはドッグランの床材として優れた点もあります。以下の4つのメリットを理解しておきましょう。

水はけが抜群に良い

砂利の最大のメリットは排水性の高さです。雨が降っても水たまりができにくく、雨上がりでもすぐに使えます。水はけが悪い庭でも、砂利を敷くだけで大幅に改善できます。これはトイレスペースの床材としても大きな利点です。

費用が安い

砂利は他の床材に比べてコストが非常に低い素材です。ホームセンターで20kg入り1袋300〜500円程度で購入でき、10㎡あたりの材料費は5,000〜15,000円程度。人工芝の10㎡あたり3〜8万円と比べると圧倒的に安く済みます。

雑草対策になる

防草シートの上に砂利を敷けば、雑草の発生を大幅に抑えられます。天然芝のように定期的な草刈りが不要で、手間がかかりません。

DIYで施工しやすい

砂利敷きは特別な工具や技術が不要で、DIYで最も取り組みやすい床材です。防草シートを敷いて砂利を撒くだけなので、半日〜1日で完了します。

砂利をドッグランに使うデメリット・注意点

一方で、砂利には犬の健康面・安全面でいくつかの問題があります。これらを理解したうえで使用を検討しましょう。

犬の肉球を傷つけるリスク

角のある砂利(砕石など)は、犬が走ったときに肉球を傷つける可能性があります。特に全力で走り回るドッグランでは、急な方向転換やブレーキ時に肉球がこすれて出血することも。丸みのある玉砂利を選ぶことが絶対条件です。

走りにくく足腰に負担がかかる

砂利の上は不安定で、犬が思い切り走ることが難しくなります。足が砂利に沈み込むため、関節や腰に余計な負担がかかります。特にダックスフンドやコーギーなど胴長短足の犬種には不向きです。

誤飲のリスクがある

好奇心旺盛な犬や子犬は、小さな砂利を口に入れてしまうことがあります。飲み込むと消化管を傷つけたり、腸閉塞を起こすリスクも。直径3cm以上の砂利を選ぶことで誤飲リスクを大幅に下げられます。

夏場に熱くなる

白い砂利は比較的マシですが、濃い色の砂利は夏の直射日光で表面温度が50℃以上になることも。犬の肉球はやけどのリスクがあるため、夏場の日なた使用には注意が必要です。

掃除がしにくい

排泄物の処理が大変なのも砂利のデメリットです。軟便や下痢の場合は砂利の間に入り込んでしまい、完全に除去するのが難しくなります。

ドッグランに適した砂利の種類と選び方

砂利を使う場合は、犬に安全な種類を選ぶことが重要です。

砂利の種類 形状 犬への安全性 価格帯(20kg) おすすめ度
川砂利(玉砂利) 丸い 400〜800円 ★★★★★
白玉砂利 丸い 500〜1,000円 ★★★★☆
那智黒石 丸い 800〜1,500円 ★★★☆☆
砕石(クラッシャーラン) 角がある × 200〜400円 ★☆☆☆☆

選び方のポイント:

  • 形状:必ず丸みのある玉砂利を選ぶ。角のある砕石は絶対に避ける
  • サイズ:直径2〜4cmがベスト。小さすぎると誤飲リスク、大きすぎると歩きにくい
  • 色:白〜淡色系は夏場の温度上昇が抑えめ。濃色は熱くなりやすい
  • 厚み:3〜5cmの厚さで敷くのが目安。薄すぎると防草効果が下がる

砂利ドッグランの施工費用の目安

砂利ドッグランの費用を、DIYとプロ施工に分けて解説します。

DIYの場合(10㎡の目安)

項目 費用目安
防草シート 3,000〜8,000円
川砂利(厚さ4cm) 5,000〜15,000円
ピン・固定具 1,000〜2,000円
合計 9,000〜25,000円

プロに依頼する場合(10㎡の目安)

整地・防草シート・砂利敷きをまとめて依頼すると、3〜8万円程度が相場です。排水工事が必要な場合はプラス2〜5万円程度。フェンスや扉の費用は別途かかります。

ドッグラン全体の費用については自宅ドッグランの費用・予算もご参照ください。

砂利以外のおすすめ代替素材を比較

砂利のデメリットが気になる方は、以下の代替素材を検討してみてください。

人工芝

ドッグランで最も人気の床材です。クッション性が高く犬の足腰に優しい、年中緑で見た目がきれい、メンテナンスが少ないのが魅力。費用は10㎡あたり3〜8万円(DIY)、5〜15万円(プロ施工)が目安です。

天然芝

自然な柔らかさで犬の足に最も優しい素材です。ただし踏圧で禿げやすく、定期的な水やり・芝刈り・肥料が必要。費用は10㎡あたり1〜3万円(材料費)ですが、メンテナンスコストが継続的にかかります。

ウッドチップ・バークチップ

天然木のチップで、柔らかく犬の足に優しい素材です。殺菌・消臭効果があり、排泄物のにおい対策にもなります。費用は10㎡あたり2〜5万円。1〜2年で補充が必要です。詳しくはドッグランにパークチップを使うメリットをご覧ください。

ゴムチップ

公園の遊具下にも使われる素材で、衝撃吸収性に優れています。耐久性が高くメンテナンスも楽ですが、費用は10㎡あたり10〜20万円とやや高めです。

素材 犬への優しさ 水はけ メンテナンス 費用(10㎡)
砂利 1〜2.5万円
人工芝 3〜8万円
天然芝 1〜3万円
ウッドチップ 2〜5万円
ゴムチップ 10〜20万円

砂利と他素材を組み合わせる方法

砂利の強みを活かしつつデメリットを回避するベストな方法は、エリアごとに素材を使い分けることです。

  • 走り回るエリア:人工芝またはウッドチップ(犬の足に優しい)
  • トイレエリア:砂利(水はけ◎、水で流せる、消臭しやすい)
  • フェンス際・排水路:砂利(排水を促進、雑草防止)
  • 休憩スペース:ウッドデッキやタイル(清潔で快適)

この組み合わせにより、コストを抑えつつ犬にとって快適な環境を実現できます。実際にドッグランホームズの施工でも、約70%のお客様がこのようなエリア分けを採用されています。

砂利ドッグランのメンテナンス方法

砂利ドッグランを清潔に保つためのメンテナンスポイントをご紹介します。

排泄物の処理

固形の便はスコップで速やかに除去します。尿は砂利に染み込むため、その部分にホースで水をかけて流しましょう。軟便の場合は周囲の砂利ごとすくい取り、新しい砂利を補充するのがベストです。

砂利の補充

犬が走り回ることで砂利が偏ったり減ったりします。半年に1回程度、薄くなった箇所に砂利を補充しましょう。年間の補充費用は2,000〜5,000円程度です。

雑草チェック

防草シートを敷いていても、砂利の上に溜まった土ぼこりから雑草が生えてくることがあります。見つけ次第こまめに抜くのが大切です。

定期的な消毒

月1回程度、ペット用消臭・除菌スプレーを散布するか、水で薄めた酢(水10:酢1)を砂利全体にまくと、雑菌やにおいを抑えられます。

施工実例で見る!砂利を使ったドッグラン

実例1:千葉県・コーギー(12kg)|予算20万円・12㎡

走るエリアは人工芝、トイレエリア(2㎡)のみ白玉砂利を敷いたハイブリッド型。砂利エリアは水をかけるだけで清潔を保てるため、「お手入れがとても楽になった」とのお声をいただきました。

実例2:静岡県・ミニチュアダックス(5kg)|予算8万円・8㎡

全面を川砂利(直径3cm)で施工。費用を大幅に抑えつつ、雑草ゼロのきれいなドッグランを実現。ただし1年後に人工芝の併用を検討中とのこと。「砂利だけだと走りにくそうなので、走るエリアだけ人工芝を追加したい」とのご相談を受けています。

実例3:埼玉県・ラブラドール(28kg)|予算35万円・20㎡

人工芝をメインに、フェンス際と排水溝周辺に砂利を配置。大型犬の力強い走りにも耐える人工芝と、排水性に優れた砂利の長所を組み合わせた設計です。「雨上がりでもすぐ遊べるのが嬉しい」とのことです。

よくある質問(FAQ)

Q. 砂利だけでドッグランを作るのはダメですか? A. 可能ですが、犬の足腰への負担や走りにくさを考えると全面砂利はおすすめしません。トイレや排水エリアに部分的に使い、走るエリアは人工芝やウッドチップにするのが理想的です。

Q. 砂利を食べてしまう犬がいます。どうすれば? A. 直径4cm以上の大きめの砂利にするか、砂利の使用自体を避けましょう。誤飲の癖がある犬には人工芝が最も安全です。万が一飲み込んだ場合は速やかに動物病院を受診してください。

Q. 砂利の下に防草シートは必要ですか? A. はい、必ず敷いてください。防草シートなしだと砂利の隙間から雑草が生え、すぐに手入れが大変になります。高密度の不織布タイプがおすすめです。

Q. 砂利ドッグランの寿命はどのくらいですか? A. 砂利自体は半永久的に使えますが、防草シートの寿命は5〜10年程度です。砂利の偏りや減少は半年に1回の補充で対応できます。

Q. 砂利の上にウッドチップを敷いても大丈夫ですか? A. 可能ですが、ウッドチップが砂利の隙間に落ち込むため効率が悪いです。砂利の上に新たに防草シートを敷き、その上にウッドチップを敷くほうが長持ちします。

まとめ

ドッグランに砂利を使う場合のポイントをおさらいします。

  • 砂利は部分使いが最適:トイレエリアや排水路に活用し、走るエリアは別素材にする
  • 選ぶなら丸い玉砂利:直径2〜4cm、角のない川砂利が犬に安全
  • 費用は最安:DIYなら10㎡で1〜2.5万円と非常にリーズナブル
  • 代替素材も検討を:人工芝、ウッドチップ、天然芝はそれぞれ犬に優しいメリットあり
  • 防草シートは必須:砂利の下に必ず敷いて雑草対策する

ドッグランホームズでは、お庭の形状や愛犬の犬種に合わせた最適な床材の組み合わせをご提案しています。お気軽にご相談ください。

この記事の監修は…
愛犬そらおとまめこ
ドッグランホームズ
代表 清水明夫

黒柴の「そらお」と雑種「まめこ」のパパ。元市議会議員。議員時代に、犬猫殺処分ゼロに向けた市民活動に携わったご縁で、保護犬「そらお」に出会い一緒に暮らし始める。外でしかトイレが出来ないそらおの特性から、自宅にドッグランをつくる。その際、ドッグラン専門施工業者の見つけずらさを痛感し、ドッグランホームズを開業。日々、自宅にドッグランを作りたい人の相談に乗る傍ら、全国にいる愛犬家外構プランナーとのネットワークを構築している。

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    記事公開日:2026年2月20日

    最終更新日:2026年2月20日

    この記事は、ドッグラン施工の専門家の監修のもと、最新の情報をもとに作成しています。

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