ドッグランにトンネル遊具を設置する完全ガイド【2026年版】

目次
  1. ドッグランにトンネルを設置するメリット
  2. トンネル遊具の種類と特徴
  3. 犬種・サイズ別の選び方
  4. 設置スペースの目安とレイアウト
  5. トンネル遊具の費用比較(既製品 vs DIY)
  6. DIYでトンネルを作る方法
  7. 安全基準と設置時の注意点
  8. トンネルトレーニングの進め方
  9. 施工実例
  10. よくある質問(FAQ)
  11. まとめ

ドッグランにトンネルを設置するメリット

「うちの犬、庭のドッグランで走り回るだけで飽きてきたみたい…」そんなお悩みをお持ちではないですか?トンネル遊具はドッグランの楽しさを何倍にも広げてくれるアイテムです。

アジリティ競技でもおなじみのトンネルは、犬が本能的にくぐりたくなる構造をしています。暗くて狭い場所を通り抜ける行為は、犬にとって探索本能を刺激する知的な遊びであり、運動不足の解消だけでなく精神的な満足感にもつながります。

  • 運動能力の向上:走る・くぐる・曲がるの複合動作で全身運動になる
  • ストレス発散:単調な走り回りだけでなく、遊びのバリエーションが増える
  • 飼い主との絆:「くぐって!」「おいで!」と声をかけながら一緒に遊ぶことでコミュニケーションが深まる
  • 知的刺激:暗いトンネルの中を通る体験が犬の脳を活性化し、認知症予防にも効果的

他の庭の遊具と組み合わせることで、自宅ドッグランがミニアジリティコースに変身します。

トンネル遊具の種類と特徴

市販されている犬用トンネルにはいくつかのタイプがあります。それぞれの特徴を理解して、愛犬や庭の環境に合ったものを選びましょう。

ストレートトンネル(標準タイプ)

最も一般的なタイプで、まっすぐに伸びた筒状のトンネルです。長さは3〜5mが主流で、ポリエステル生地にスチールフレームを内蔵した構造が多く見られます。折りたたんでコンパクトに収納できるのが魅力です。初めてトンネルを導入する方にはこのタイプがおすすめです。

カーブトンネル(S字・L字タイプ)

途中でカーブするトンネルは、出口が見えないため犬にとってより刺激的な遊具になります。アジリティ競技の練習にも最適で、カーブの角度を変えることで難易度を調整できます。設置にはストレートタイプより広いスペースが必要です。

ハードタイプ(固定式)

プラスチックやFRP素材で作られた固定式のトンネルです。風で飛ばされにくく、耐久性が非常に高いのが特徴。ただし収納性は低く、一度設置したら基本的にそのまま置くことになります。本格的なドッグランにおすすめです。

連結タイプ

複数のパーツを連結して長さや形状を変えられるタイプです。犬の成長や慣れに合わせてコースをカスタマイズできるのが最大のメリット。パーツ追加で拡張も可能です。

タイプ 素材 長さ 価格帯 収納性 耐久性
ストレート ポリエステル+スチール 3〜5m 2,000〜5,000円
カーブ ポリエステル+スチール 3〜6m 3,000〜8,000円
ハード プラスチック / FRP 1〜3m 10,000〜30,000円 ×
連結 プラスチック / 布 自在 5,000〜15,000円

犬種・サイズ別の選び方

トンネルのサイズ選びは非常に重要です。愛犬が無理なく通れる直径のものを選ぶことが、安全で楽しいトンネル遊びの第一歩です。

小型犬(チワワ・トイプードル・ダックスフンドなど)

体高が30cm以下の小型犬には、直径35〜45cmのトンネルがおすすめです。あまり広すぎると犬がトンネルの中で方向転換してしまい、出口に向かわなくなることがあります。長さは2〜3mから始めると、怖がらずに通れるようになります。

中型犬(柴犬・コーギー・ビーグルなど)

体高30〜50cmの中型犬には、直径50〜60cmのトンネルが適しています。特に柴犬のように好奇心旺盛な犬種は、トンネル遊びをすぐに覚えてくれることが多いです。長さは3〜5mが楽しめるサイズです。

大型犬(ラブラドール・ゴールデンレトリバーなど)

体高50cm以上の大型犬には、直径60cm以上のトンネルが必要です。市販品では大型犬対応のものが限られるため、コンクリート管やプラスチック製の排水管を転用するDIY方法も人気があります。耐荷重をしっかり確認し、犬の体重に耐えられる製品を選びましょう。

犬のサイズ 推奨直径 推奨長さ 代表犬種
小型犬 35〜45cm 2〜3m チワワ、トイプードル、ダックス
中型犬 50〜60cm 3〜5m 柴犬、コーギー、ビーグル
大型犬 60cm以上 3〜5m ラブラドール、ゴールデン

設置スペースの目安とレイアウト

トンネルを安全に設置するには、トンネル本体のサイズに加えて前後・左右の余白スペースが必要です。犬がトンネルから飛び出した勢いで壁やフェンスにぶつからないよう、十分な助走・減速エリアを確保しましょう。

最低限必要なスペース

  • トンネル前後:各2m以上の直線スペース(助走・減速用)
  • トンネル左右:各1m以上の余白
  • 目安面積:3mのストレートトンネル1本なら、最低でも7m×3m=約21㎡

おすすめレイアウトパターン

パターン1:直線型はフェンスに沿って1本のトンネルを配置するシンプルなレイアウト。狭い庭でも導入しやすいです。パターン2:L字型はコーナーにトンネルを配置し、方向転換と組み合わせる中級者向けレイアウト。パターン3:ミニコース型はトンネル+ジャンプバー+スラロームポールを組み合わせた本格的なアジリティコースです。

トンネル遊具の費用比較(既製品 vs DIY)

トンネル遊具の費用は、既製品を購入するかDIYで作るかで大きく異なります。それぞれの費用感を比較してみましょう。

方法 費用目安 メリット デメリット
既製品(布製) 2,000〜8,000円 すぐ使える・折りたたみ可 耐久性に難あり・屋外放置不可
既製品(ハード) 10,000〜30,000円 丈夫・屋外常設OK 重い・高価・種類が少ない
DIY(塩ビパイプ) 3,000〜10,000円 サイズ自由・安価 工具・技術が必要
DIY(ダンボール) 0〜500円 超低コスト・手軽 耐久性が低い・屋内向き
業者設置(固定式) 30,000〜80,000円 本格的・安全性高い 費用が高い・移動不可

まずは2,000〜5,000円程度の布製トンネルで愛犬の反応を見て、気に入ったら本格的なハードタイプやDIYでのグレードアップを検討するのがおすすめです。

DIYでトンネルを作る方法

市販品では満足できない方や、愛犬のサイズに合ったトンネルが見つからない方には、DIYがおすすめです。ここでは代表的な2つの方法をご紹介します。

方法1:塩ビパイプ+布で作るトンネル

ホームセンターで手に入る塩ビパイプを骨組みにし、丈夫な布をかぶせる方法です。

  1. 材料を揃える:塩ビパイプ(径13mm×6本)、エルボ継手、厚手のナイロン生地、結束バンド
  2. フレームを作る:塩ビパイプをエルボで円形に組み立て、リング状のフレームを5〜6個作る
  3. 布を縫い付ける:筒状に縫った布にフレームを通す。フレーム間隔は30〜40cm
  4. 固定する:地面にペグで固定し、風で飛ばないようにする

費用は材料費で約3,000〜5,000円。直径や長さを自由にカスタマイズできるのが最大の魅力です。

方法2:コンクリート管(ヒューム管)の転用

建築資材のコンクリート管(ヒューム管)を庭に埋め込む方法です。直径60cm以上のものを使えば大型犬も通れます。非常に丈夫で屋外でも劣化しにくいメリットがありますが、重量が100kg以上あるため設置には重機やクレーンが必要です。業者に依頼する場合は設置費込みで50,000〜80,000円が目安です。

方法3:ローテーブルを使った簡易トンネル

トレーニングの導入として、自宅にあるローテーブルに布をかぶせて簡易トンネルにする方法もあります。費用はほぼゼロで、犬がトンネルに慣れるための練習に最適です。まずはこの方法で愛犬の反応を確認してから、本格的なトンネル購入を検討するのも良いでしょう。

安全基準と設置時の注意点

トンネル遊具は正しく設置しないと事故の原因になります。以下の安全ポイントを必ず守りましょう。

設置場所の注意点

  • 平らな地面に設置する:傾斜地はトンネルが転がる危険がある
  • 芝生や人工芝の上がベスト:コンクリートの上だと犬の足に負担がかかる
  • 直射日光を避ける:布製トンネルは内部が高温になりやすい。日陰やタープの下に設置すると安全
  • フェンスから十分な距離を取る:トンネル出口からフェンスまで最低2mの余裕を確保

トンネル本体の安全チェック

  • フレームの飛び出し:スチールフレームが布から飛び出していないか定期的に確認
  • 破れ・穴あき:犬の爪で布が破れると、スチールフレームで怪我をする危険がある
  • 固定の確認:ペグやアンカーでしっかり固定されているか、使用前に毎回確認
  • 劣化チェック:紫外線で布が劣化するため、屋外常設の場合は半年に1回は点検する

犬の体調管理

  • 真夏の使用は要注意:トンネル内は風が通りにくく、気温35℃以上の日は使用を控える
  • シニア犬・持病のある犬:腰や関節に負担がかかるため、獣医師に相談してから使用する
  • パピー期の大型犬:成長期は関節への負担を考慮し、低い姿勢で通れるサイズを選ぶ

トンネルトレーニングの進め方

トンネルに慣れていない犬は最初は怖がることがあります。焦らず段階的にトレーニングすることが大切です。

ステップ1:短いトンネルで慣れさせる

まずはトンネルを最短(50cm〜1m程度)に縮めて、出口が見える状態にします。飼い主が出口側でおやつを見せながら「おいで!」と呼ぶと、犬は自然とトンネルに入ってきます。

ステップ2:少しずつ長くする

短いトンネルに慣れたら、50cmずつ長くしていきます。出口が見えなくなる長さになったら、飼い主が出口から声をかけ続けることで犬を安心させましょう。

ステップ3:カーブに挑戦

まっすぐのトンネルをスムーズに通れるようになったら、緩やかなカーブを付けてみましょう。最初はほんの少し曲げるだけにして、徐々に角度をきつくしていきます。

【トレーニングの注意点】トンネルの中でおやつを与えると、犬がトンネル内で立ち止まる癖がつきます。ごほうびは必ずトンネルを通り抜けてから与えるようにしましょう。

施工実例

実際にドッグランにトンネル遊具を設置されたお客様の事例をご紹介します。

実例1:千葉県 Mさん邸(トイプードル2頭)

庭面積約30㎡のドッグランに、3mのストレートトンネルとジャンプバーを設置。費用は遊具込みで約15万円(フェンス+人工芝+遊具設置)。「2頭が追いかけっこしながらトンネルをくぐる姿がかわいくて、毎日見ていても飽きません」とのことです。

実例2:埼玉県 Tさん邸(ボーダーコリー)

庭面積約50㎡の広めのドッグランに、5mのカーブトンネル+スラロームポール+ジャンプバーのミニアジリティコースを設置。費用は約45万円(フェンス+天然芝+遊具+施工費)。ボーダーコリーの高い運動能力に合わせた本格的なコースで、「競技会の練習もできて大満足」とのこと。

実例3:神奈川県 Kさん邸(柴犬)

庭面積約20㎡のコンパクトなドッグランに、DIYで塩ビパイプ製トンネル(2.5m)を自作。材料費は約4,000円。「最初は怖がっていた柴犬も、おやつ作戦で1週間で通れるようになりました。週末のDIYとしても楽しかったです」とのこと。

よくある質問(FAQ)

Q. 犬がトンネルを怖がって通りません。どうすればいいですか? A. 最初は短く縮めて出口が見える状態にし、飼い主が出口側でおやつを見せながら呼んであげましょう。無理に押し込むと逆効果です。ローテーブルに布をかけた簡易トンネルで練習するのも効果的です。

Q. 布製トンネルは屋外に出しっぱなしにできますか? A. おすすめしません。紫外線や雨で劣化が早まり、1〜2ヶ月で破れることもあります。使用後は折りたたんで屋内に収納するのがベストです。常設したい場合はハードタイプを選びましょう。

Q. 多頭飼いの場合、トンネルは何本必要ですか? A. 1本でも十分楽しめますが、2頭以上の場合はトンネル内での衝突を防ぐため、必ず1頭ずつ通るようルールを決めましょう。スペースに余裕があれば2本設置すると同時に遊べて効率的です。

Q. トンネル以外にどんな遊具を組み合わせるのがおすすめですか? A. ジャンプバー(ハードル)、スラロームポール、シーソーが人気です。詳しくは犬の庭の遊具ガイドをご覧ください。

まとめ

ドッグランにトンネル遊具を設置することで、愛犬の運動量と楽しさが大幅にアップします。選び方のポイントをおさらいしましょう。

  • 犬のサイズに合った直径を選ぶ:小型犬35〜45cm、中型犬50〜60cm、大型犬60cm以上
  • まずは布製の安価なトンネルで試す:2,000〜5,000円で愛犬の反応を確認
  • 設置スペースは前後2m以上の余白を確保:安全な助走・減速エリアが必要
  • トレーニングは段階的に:短い→長い→カーブの順で焦らず進める
  • 安全チェックを忘れずに:フレームの飛び出し・布の破れを定期点検

「どんなトンネルが合うかわからない」「遊具込みのドッグラン設計を相談したい」という方は、お気軽にドッグランホームズへご相談ください。愛犬の犬種や庭の広さに合わせた最適なプランをご提案いたします。

この記事の監修は…
愛犬そらおとまめこ
ドッグランホームズ
代表 清水明夫

黒柴の「そらお」と雑種「まめこ」のパパ。元市議会議員。議員時代に、犬猫殺処分ゼロに向けた市民活動に携わったご縁で、保護犬「そらお」に出会い一緒に暮らし始める。外でしかトイレが出来ないそらおの特性から、自宅にドッグランをつくる。その際、ドッグラン専門施工業者の見つけずらさを痛感し、ドッグランホームズを開業。日々、自宅にドッグランを作りたい人の相談に乗る傍ら、全国にいる愛犬家外構プランナーとのネットワークを構築している。

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    記事公開日:2026年2月20日

    最終更新日:2026年2月20日

    この記事は、ドッグラン施工の専門家の監修のもと、最新の情報をもとに作成しています。

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