ドッグランにパークチップ・ウッドチップを使う完全ガイド【2026年版】

目次
  1. パークチップ(ウッドチップ)とは?ドッグランに最適な理由
  2. バークチップとウッドチップの違い
  3. パークチップをドッグランに使う7つのメリット
  4. パークチップのデメリットと対策
  5. パークチップの施工方法【DIY手順】
  6. パークチップドッグランの費用目安
  7. パークチップの選び方|種類・サイズ・樹種
  8. メンテナンス方法と長持ちのコツ
  9. 他の床材との比較|人工芝・天然芝・砂利
  10. 施工実例
  11. よくある質問(FAQ)
  12. まとめ

パークチップ(ウッドチップ)とは?ドッグランに最適な理由

「ドッグランの床材に何を選べばいいか迷っている」——そんな方にぜひ検討していただきたいのが、パークチップ(バークチップ・ウッドチップ)です。

パークチップとは、天然木を細かく粉砕したチップ状の素材のことです。公園の遊歩道や花壇のマルチング材として広く使われていますが、クッション性・消臭効果・自然な見た目からドッグランの床材としても非常に優れています。

ヒノキやスギなどの国産木材から作られたものは、木の香りによるリラックス効果や殺菌作用も期待でき、愛犬にとって快適な空間を作れます。この記事では、パークチップの種類・メリット・デメリット・施工方法・費用まで、ドッグランでの活用法を徹底解説します。

バークチップとウッドチップの違い

「パークチップ」「バークチップ」「ウッドチップ」——似た名前が多くて混乱しがちですが、実は違いがあります。

項目 バークチップ ウッドチップ
原料 樹皮(バーク)のみ 木材全体(幹・枝含む)
形状 大きめ・丸みがある 細かめ・やや角がある
耐久性 ○(割れにくい) △(割れやすい)
犬への安全性 ◎(トゲが少ない) ○(細かいものはトゲ注意)
価格 やや高い 安い
消臭効果 ◎(ヒノキ等は特に高い)

ドッグランにはバークチップがおすすめです。粒が大きく丸みがあるため、犬の肉球にトゲが刺さるリスクが低く、割れにくいため長持ちします。ウッドチップは費用が安い反面、割れて尖ったチップが肉球を傷つける可能性があります。

パークチップをドッグランに使う7つのメリット

1. クッション性が高く犬の足に優しい

パークチップを5〜10cmの厚さで敷くと、天然芝に近いクッション性が得られます。犬が走ったときの衝撃を吸収し、足腰への負担を軽減。関節が弱いシニア犬や、腰に負担がかかりやすいダックスフンドにも安心です。

2. 消臭・殺菌効果がある

ヒノキやスギのチップには天然の殺菌成分(フィトンチッド)が含まれており、雑菌の繁殖を抑える効果があります。排泄物のにおいも木の香りが軽減してくれるため、近隣への臭い対策としても有効です。

3. 自然な見た目で庭に馴染む

木の質感がナチュラルな庭の雰囲気にマッチします。ガーデニングとの相性も抜群で、花壇の周囲にも統一感を持って使えます。

4. 雑草の発生を抑える

厚く敷けば日光を遮り、雑草の成長を抑制します。防草シートと併用すれば、ほぼ雑草ゼロの状態を維持できます。

5. 水はけが良い

チップの間に隙間があるため排水性に優れ、雨の後も水たまりができにくいのが特徴です。

6. DIYで簡単に施工できる

敷くだけの簡単施工で、特別な工具は不要です。防草シート+パークチップを敷き詰めるだけなので、半日〜1日で完了します。

7. 土に還るエコ素材

天然木100%なので、分解後は土の栄養になります。環境に優しいサステナブルな素材です。

パークチップのデメリットと対策

定期的な補充が必要

パークチップは時間とともに分解されて土に還るため、1〜2年で薄くなります。年1回程度の補充が必要で、補充費用は10㎡あたり1〜3万円程度です。

虫・シロアリのリスク

湿った木材は虫の発生源になりやすいのが最大の懸念点です。対策として:

  • ヒノキやスギなど、防虫効果のある樹種を選ぶ
  • 建物の基礎から50cm以上離して敷く(シロアリ対策)
  • 水はけを良くして湿気を溜めない
  • 定期的にかき混ぜて通気性を確保する

風で飛びやすい

乾燥すると軽くなり、強風で飛散することがあります。フェンスに囲まれたドッグランなら大きな問題にはなりませんが、粒の大きいバークチップを選ぶと飛びにくくなります。

犬が食べてしまう可能性

好奇心旺盛な犬がチップを口にすることがあります。少量なら問題ありませんが、大量に食べると消化不良の原因に。子犬の時期は特に注意し、遊んでいる間は見守りましょう。

パークチップの施工方法【DIY手順】

パークチップの施工はDIYで十分可能です。以下の手順で進めましょう。

  1. 除草・整地:既存の雑草を根から除去し、地面を平らに整地します。大きな石や根も取り除きましょう。
  2. 転圧:地面を踏み固めるか、転圧機で締め固めます。地面が柔らかいとチップが沈み込みます。
  3. 防草シート敷設:高密度の不織布タイプの防草シートを敷きます。シート同士は10cm以上重ねて、ピンで固定します。
  4. パークチップを敷く:防草シートの上にパークチップを5〜10cmの厚さで均一に敷き詰めます。厚めに敷くほどクッション性と防草効果が高まります。
  5. 散水:最後に軽く水をまくと、チップが落ち着いて飛散しにくくなります。

必要量の目安:厚さ5cmで敷く場合、1㎡あたり約50L(約15〜20kg)が必要です。10㎡なら約500L(150〜200kg)を用意しましょう。

パークチップドッグランの費用目安

DIYの場合(10㎡)

項目 費用目安
防草シート 3,000〜8,000円
バークチップ(500L) 15,000〜40,000円
ピン・固定具 1,000〜2,000円
合計 2万〜5万円

プロに依頼する場合(10㎡)

整地・防草シート・パークチップ敷設を一括で依頼すると5〜12万円が目安です。フェンスや扉の費用は別途かかります。全体の費用については自宅ドッグランの費用・予算もご参照ください。

年間の維持費

チップの補充が年1回として10㎡あたり1〜3万円。防草シートの張り替えは5〜10年に1回です。人工芝と比べると初期費用は同等〜安価ですが、維持費はやや高くなります。

パークチップの選び方|種類・サイズ・樹種

樹種の選び方

  • ヒノキ:殺菌・防虫効果が最も高い。香りも良くリラックス効果あり。やや高価
  • スギ:ヒノキに次ぐ殺菌効果。国産で入手しやすく価格も手頃
  • 松(パイン):バークチップの定番。丸みのある形状で犬に安全。耐久性も高い
  • ヒバ:防虫・防腐効果が非常に高い。ヒバ油の成分がシロアリを寄せ付けにくい

サイズの選び方

  • Sサイズ(1〜3cm):クッション性が高いが飛散しやすい。フェンスで囲まれたエリア向き
  • Mサイズ(3〜5cm):ドッグランに最もバランスの良いサイズ。おすすめ
  • Lサイズ(5〜8cm):飛散しにくく耐久性が高い。大型犬向き

メンテナンス方法と長持ちのコツ

  • 月1回のかき混ぜ:レーキや熊手でチップをかき混ぜて通気性を確保。カビや虫の発生を防ぎます
  • 排泄物の速やかな除去:固形便はスコップで除去。液体は周囲のチップごと取り除き、新しいチップを補充
  • 年1回の補充:薄くなった箇所にチップを追加。全面交換は2〜3年に1回が目安
  • 水はけの確認:排水が悪い箇所は砂利を下に敷くなどして改善

他の床材との比較|人工芝・天然芝・砂利

項目 パークチップ 人工芝 天然芝 砂利
犬への優しさ
消臭効果 × ×
初期費用
メンテナンス ×
耐久年数 1〜3年 7〜10年 半永久 半永久
見た目 ◎ナチュラル

パークチップの最大の強みは消臭効果と自然な見た目です。メンテナンスの手間を最小限にしたい方は人工芝、自然派でコストを抑えたい方はパークチップが向いています。砂利との併用も効果的で、トイレエリアは砂利、遊ぶエリアはパークチップと使い分けるのもおすすめです。

施工実例

実例1:東京都・フレンチブルドッグ(11kg)|予算15万円・10㎡

全面にヒノキのバークチップ(Mサイズ)を厚さ8cmで施工。フレンチブルドッグは暑さに弱いため日除けタープも同時に設置。「木の香りで庭がとても気持ち良くなりました。近所から臭いの苦情もなく助かっています」とのお声。

実例2:神奈川県・ゴールデンレトリバー(30kg)|予算25万円・18㎡

走るメインエリアに松のバークチップ(Lサイズ)、トイレエリアに砂利を配置。大型犬の体重にも負けないよう厚さ10cmでしっかり敷き詰めました。「雨上がりでもすぐ乾くし、足が汚れにくいのが嬉しい」とのこと。

実例3:埼玉県・トイプードル2頭(4kg・5kg)|予算8万円・6㎡

小さな庭にスギのウッドチップをDIYで施工。費用を抑えつつ、天然木の温かみのあるドッグランが完成。「DIYでも簡単にできました。年に1回チップを足すだけで維持できています」とのお声をいただきました。

よくある質問(FAQ)

Q. パークチップの上で犬がトゲを踏みませんか? A. バークチップ(樹皮チップ)は丸みがあり、トゲが刺さるリスクは低いです。ウッドチップ(木材チップ)は割れると尖るため、バークチップを選ぶことをおすすめします。

Q. シロアリが心配です。大丈夫ですか? A. ヒノキやヒバなど防虫効果の高い樹種を選び、建物の基礎から50cm以上離して敷けばリスクは低くなります。心配な場合はプロに相談しましょう。

Q. どのくらいの頻度で補充が必要ですか? A. 使用状況にもよりますが、年1回の補充が目安です。犬の頭数が多い場合や大型犬の場合は、半年に1回チェックしましょう。

Q. パークチップとゴムチップ、どちらがいいですか? A. クッション性と耐久性ではゴムチップが上ですが、消臭効果・自然な見た目・コストではパークチップが優れています。見た目と臭い対策を重視するならパークチップがおすすめです。

Q. 冬にパークチップは凍りますか? A. チップ自体が凍ることは少ないですが、表面に霜がつくことはあります。日中に溶けるため大きな問題にはなりません。

まとめ

パークチップ(ウッドチップ・バークチップ)は、ドッグランの床材として多くのメリットを持つ素材です。

  • バークチップがおすすめ:丸みがあり割れにくく、犬の足に安全
  • 殺菌・消臭効果:ヒノキ・スギなら天然の防虫・消臭効果が期待できる
  • DIYで施工可能:防草シート+チップを敷くだけの簡単施工
  • 費用は10㎡で2〜5万円(DIY):人工芝と同等〜安価
  • 年1回の補充が必要:維持費として年間1〜3万円を見込む

ドッグランホームズでは、パークチップを含む最適な床材選びを無料でご提案しています。庭の植栽との組み合わせもご相談ください。

この記事の監修は…
愛犬そらおとまめこ
ドッグランホームズ
代表 清水明夫

黒柴の「そらお」と雑種「まめこ」のパパ。元市議会議員。議員時代に、犬猫殺処分ゼロに向けた市民活動に携わったご縁で、保護犬「そらお」に出会い一緒に暮らし始める。外でしかトイレが出来ないそらおの特性から、自宅にドッグランをつくる。その際、ドッグラン専門施工業者の見つけずらさを痛感し、ドッグランホームズを開業。日々、自宅にドッグランを作りたい人の相談に乗る傍ら、全国にいる愛犬家外構プランナーとのネットワークを構築している。

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    記事公開日:2026年2月20日

    最終更新日:2026年2月20日

    この記事は、ドッグラン施工の専門家の監修のもと、最新の情報をもとに作成しています。

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