アイリスオーヤマの人工芝には、価格を抑えた通常タイプから、防草シート一体型、遮熱タイプ、防炎タイプまで複数の商品があります。
選択肢が多いため、「どの商品を選べばよいのか」「DIYでもきれいに敷けるのか」「愛犬が遊ぶ庭にも使えるのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、アイリスオーヤマの人工芝から代表的な5商品を選び、価格、機能、施工のしやすさ、愛犬用の庭への適性を比較します。
先に結論をお伝えすると、DIYで庭に敷くなら「リアル防草人工芝 RP-30110」、愛犬の暑さ対策を重視するなら「遮熱防草人工芝 BPS-30110」がおすすめです。専門業者に依頼する場合は、継ぎ目を減らせる2m幅の「BPS-30210」や、業者が扱うドッグラン向け人工芝まで含めて比較しましょう。
アイリスオーヤマの人工芝おすすめ5商品を比較

今回比較するのは、庭やベランダに使いやすい次の5商品です。
| 商品名 | 主な特徴 | 価格 | DIY | 愛犬用 | おすすめする人 |
|---|---|---|---|---|---|
| リアル人工芝 IP-30110 |
価格を抑えた標準タイプ | 安い | ○ | ○ | 費用を抑えたい人 |
| リアル防草人工芝 RP-30110 |
防草シート一体型 | 比較的安い | ◎ | ○ | DIYで庭に敷きたい人 |
| 遮熱防草人工芝 BPS-30110 |
防草機能と遮熱性能 | 高め | ○ | ◎ | 愛犬のための庭を作りたい人 |
| 防炎防草人工芝 BPB-30110 |
防草機能と防炎性能 | 高め | ○ | ○ | 店舗や施設に敷きたい人 |
| 人工芝タイルデッキ ATD-300 |
約30cm角の連結式パネル | 高い | ◎ | △ | ベランダに敷きたい人 |
アイリスオーヤマ公式通販では、ロールタイプの主力商品を「通常・防草・遮熱防草・防炎防草」の4種類に分類しています。いずれも基本の芝丈は30mmですが、備えている機能と価格が異なります。
1.費用を抑えるなら「リアル人工芝 IP-30110」

「リアル人工芝 IP-30110」は、幅1m・長さ10m、芝丈30mmの標準的なロールタイプです。3種類の色味と質感が異なる芝葉を混ぜることで、天然芝に近い見た目を再現しています。
防草機能は付いていないため、土の庭に敷く場合は人工芝の下に防草シートを施工するのが基本です。人工芝本体の価格は抑えられますが、防草シート、固定ピン、接続テープなどの副資材費も計算する必要があります。
IP-30110がおすすめな人
- 人工芝本体の費用を抑えたい
- 防草シートを自分で選びたい
- DIY作業にある程度慣れている
- 水抜き穴のある人工芝を使いたい
防草シートまで含めると、防草シート一体型のRPシリーズとの価格差が小さくなる場合があります。商品本体の価格だけで決めず、必要な副資材と作業時間まで比べましょう。
2.DIYなら「リアル防草人工芝 RP-30110」

「リアル防草人工芝 RP-30110」は、幅1m・長さ10m、芝丈30mmの防草タイプです。防草効果と通水性を持つ特殊な下地を採用しており、通常タイプのように防草シートを別に敷く工程を減らせます。
一般的な人工芝にある水抜き穴を設けず、穴から雑草が伸びるのを抑える構造になっている点も特徴です。
RP-30110がおすすめな人
- 初めて人工芝をDIYする
- 防草シートを別に敷く手間を減らしたい
- 草取りの負担を軽減したい
- 価格と機能のバランスを重視したい
今回比較した5商品の中では、DIYのしやすさと価格のバランスが最もよい商品です。
ただし、「防草シート一体型=何も準備せず土の上に置くだけ」という意味ではありません。施工前の除草、石の撤去、整地、転圧は必要です。下地がデコボコしていると、施工後の見た目や歩き心地が悪くなります。
3.愛犬用なら「遮熱防草人工芝 BPS-30110」

「遮熱防草人工芝 BPS-30110」は、幅1m・長さ10m、芝丈30mmの遮熱タイプです。遮熱加工を施したパイルが熱を反射し、通常の人工芝より表面温度の上昇を軽減します。
防草効果と通水性も備えているため、日当たりのよい庭や、愛犬・子どもの遊び場を作りたい方に向いています。
BPS-30110がおすすめな人
- 愛犬が遊べる庭を作りたい
- 日当たりの強い場所に人工芝を敷きたい
- 夏場の表面温度が心配
- 価格より機能性を優先したい
遮熱タイプでも、真夏に人工芝が熱くならないわけではありません。愛犬を遊ばせる前に手で表面温度を確かめ、必要に応じて散水する、日陰を設ける、気温の高い時間帯を避けるといった対策が必要です。
4.店舗や施設なら「防炎防草人工芝 BPB-30110」

「防炎防草人工芝 BPB-30110」は、幅1m・長さ10m、芝丈30mmの防炎タイプです。天然芝のような見た目を追求しながら、日本防炎協会が認定した防炎性能と防草機能を備えています。
BPB-30110がおすすめな人
- 店舗や施設に人工芝を導入したい
- 幼稚園や保育園などで使用したい
- 防炎性能を重視したい
- 雑草対策も同時に行いたい
防炎は「まったく燃えない」という意味ではありません。人工芝の上でBBQやたき火を安全に行える商品ではないため、火気の使用には十分な注意が必要です。
一般家庭の愛犬用ドッグランであれば、防炎タイプよりも遮熱タイプを優先した方が使い方に合う可能性があります。
5.ベランダなら「人工芝タイルデッキ ATD-300」

「人工芝タイルデッキ ATD-300」は、約30cm角の人工芝パネルをつなげて使用する商品です。連結部分を上からはめ込むだけなので、特別な工具を使わずに設置できます。
裏面は水や湿気を逃しやすいメッシュ仕様で、ウッドタイルやセラミック調タイルと組み合わせることもできます。
ATD-300がおすすめな人
- ベランダやバルコニーに敷きたい
- 工具を使わず簡単に設置したい
- 将来的に取り外す可能性がある
- 小さなスペースだけ緑化したい
一方、ロールタイプより1㎡当たりの価格が高く、広い場所では継ぎ目も増えます。愛犬が本格的に走る庭のドッグランより、ベランダや小さな休憩スペース向けの商品です。
アイリスオーヤマの人工芝の良い口コミ・評判

公式通販や比較サイトでは、主に次のような点が評価されています。
- サイズが豊富で庭に合わせやすい
- カッターやハサミで加工しやすい
- 3色の芝葉で遠目には自然に見える
- 防草タイプは施工の工程を減らせる
- ホームセンターや通販で購入しやすい
- 専門業者向け商品より費用を抑えやすい
特に、1m幅だけでなく2m以上の幅を選べる点は大きなメリットです。庭に合ったサイズを選ぶことで、人工芝同士の継ぎ目を減らせます。
購入前に知っておきたい口コミとデメリット

一方で、商品や使用環境によっては次のような意見もあります。
- 思っていたよりクッション性が少ない
- 日光が当たるとテカリが気になる
- 芝の緑色が鮮やかすぎると感じる
- ロールの巻き癖や折りジワが残ることがある
- DIYでは継ぎ目が目立つことがある
- 夏場は表面が熱くなる
- 下地の状態によって水はけが悪くなる
人工芝そのものに通水性があっても、その下の土が粘土質だったり、庭に適切な勾配がなかったりすると、水たまりが発生します。人工芝の水はけと庭全体の排水性は分けて考える必要があります。
アイリスオーヤマの人工芝は愛犬用ドッグランに使える?
アイリスオーヤマの人工芝は、小規模な家庭用ドッグランにも使用できます。芝丈30mmの商品は一定のクッション性があり、土のままの庭と比べて泥汚れや雑草を抑えやすいことがメリットです。
ただし、愛犬が安全・快適に遊べる庭を作るには、人工芝の商品だけでなく次の点も確認しましょう。
- 雨水や尿を流せる排水性があるか
- 愛犬の爪が継ぎ目に引っ掛からないか
- 固定ピンが浮き上がらないか
- 人工芝が走行時にずれないか
- 夏場に肉球を傷める温度になっていないか
- 排泄後に水洗いしやすいか
- 臭いが下地に残りにくい構造になっているか
小型犬が短時間遊ぶ庭と、大型犬が勢いよく走る庭では、人工芝や固定方法に求められる強度が異なります。運動量の多い愛犬の場合は、専門業者に下地と固定方法を含めて相談すると安心です。
DIYで人工芝を敷く基本手順

- 雑草、天然芝、大きな石を撤去する
- 地面を平らに整地する
- 雨水が流れる方向と勾配を確認する
- 転圧して地面を固める
- 必要に応じて防草シートを敷く
- 芝目をそろえて人工芝を仮置きする
- 庭の形に合わせて裏面からカットする
- 人工芝同士の継ぎ目を接続する
- 外周と必要箇所をU字ピンで固定する
- 芝葉を起こし、継ぎ目とピンを隠す
きれいに仕上げるために最も重要なのは、人工芝を敷く作業よりも、その前の整地と転圧です。下地が平らでなければ、高価な人工芝を使ってもデコボコが目立ちます。
DIYと専門業者への依頼はどちらがよい?

| 比較項目 | DIY | 専門業者 |
|---|---|---|
| 費用 | 抑えやすい | 施工費がかかる |
| 仕上がり | 技術によって差が出る | 継ぎ目を抑えやすい |
| 下地づくり | 自分で整地・転圧する | 庭に合わせて施工できる |
| 排水対策 | 判断が難しい場合がある | 勾配や路盤を含めて検討できる |
| 向いている庭 | 小さく平らな庭 | 広い庭、傾斜地、水はけの悪い庭 |
DIYなら「リアル防草人工芝 RP-30110」がおすすめ
DIYでは、防草シートを別に敷く工程を減らせる「リアル防草人工芝 RP-30110」が最も選びやすい商品です。
価格をさらに抑えたい場合は「IP-30110」、愛犬の暑さ対策を優先する場合は「BPS-30110」を検討しましょう。
専門業者に依頼するなら「遮熱防草人工芝 BPS-30210」も候補
専門業者に依頼できる場合は、幅2m・長さ10mの「遮熱防草人工芝 BPS-30210」が候補です。
2m幅は重く、DIYでは運搬、位置調整、カットが大変ですが、業者が施工すれば1m幅より継ぎ目を減らせます。愛犬用の庭では、遮熱性能を備えていることもメリットです。
ただし、業者に依頼するならアイリスオーヤマ製だけに限定する必要はありません。高密度、遮熱、静電気対策、消臭、排水性などを備えた業務用のドッグラン向け人工芝と比較して、庭と愛犬に合うものを選びましょう。
アイリスオーヤマの人工芝に関するよくある質問

防草人工芝なら防草シートは本当に不要ですか?
RP・BPS・BPBシリーズは防草機能を備えているため、通常タイプのように別の防草シートを敷く工程を減らせます。ただし、施工前の除草、石の撤去、整地、転圧は必要です。庭の状況や雑草の種類によっては、追加の防草対策を検討します。
人工芝の水はけはよいですか?
通常タイプは水抜き穴、防草タイプは通水性を持たせた特殊な下地を採用しています。ただし、水はけは人工芝だけでなく、その下の土、路盤、勾配にも左右されます。
遮熱防草人工芝なら真夏でも熱くなりませんか?
遮熱タイプは表面温度の上昇を軽減する商品ですが、熱くならないわけではありません。真夏は表面温度を確認し、散水や日陰の確保、利用時間の調整を行ってください。
愛犬がおしっこをしても大丈夫ですか?
使用できますが、尿を放置すると臭いが残る可能性があります。排泄後は早めに水で洗い流し、定期的に愛犬が使用できる洗浄剤や消臭剤で手入れしましょう。下地の排水性も重要です。
高圧洗浄機で洗えますか?
強い水圧を近距離から当てると、芝葉や継ぎ目、固定部分を傷める可能性があります。使用する場合は弱い圧力から試し、ノズルを人工芝から離して洗浄してください。最初はホースの散水で洗い流す方法が安全です。
人工芝の上でBBQはできますか?
火や高温の炭によって人工芝が溶けたり、燃えたりする危険があります。防炎商品でも火気に対して完全に安全という意味ではありません。人工芝の上に直接コンロを置かず、十分な防火・遮熱対策を行ってください。
古いBPシリーズやCTシリーズは現行商品ですか?
検索結果や通販サイトには「BPシリーズ」「CTシリーズ」が表示されることがありますが、メーカー公式商品情報では生産終了と案内されている型番があります。購入前に現行のIP・RP・BPS・BPBシリーズとの違いと在庫状況を確認してください。
まとめ|DIYならRPシリーズ、愛犬用ならBPSシリーズが有力

アイリスオーヤマの人工芝は、目的に合わせて商品を選べることが大きな特徴です。
- 費用を抑えたい:リアル人工芝 IP-30110
- DIYで施工したい:リアル防草人工芝 RP-30110
- 愛犬のための庭を作りたい:遮熱防草人工芝 BPS-30110
- 店舗や施設に導入したい:防炎防草人工芝 BPB-30110
- ベランダに敷きたい:人工芝タイルデッキ ATD-300
DIYで施工するなら「RP-30110」、愛犬用として機能性を優先するなら「BPS-30110」がおすすめです。
一方、広い庭、水はけの悪い庭、傾斜のある庭、大型犬が走るドッグランでは、人工芝選びだけでなく下地、排水、固定方法まで設計する必要があります。
ドッグランホームズでは、庭の広さや状態、愛犬の犬種・体格に合わせて、人工芝だけでなくフェンスや出入口を含めたドッグランをご提案しています。DIYと業者施工のどちらがよいか迷っている方も、まずはお気軽にご相談ください。