神奈川県横浜市で自宅の庭にドッグランを作りたいと思っても、「狭い庭でも作れるのか」「人工芝とフェンスを設置すると、いくらかかるのか」「近所への鳴き声や臭いは大丈夫か」と迷う方は多いのではないでしょうか。
横浜市には、ゆとりのある庭を持つ戸建てだけでなく、丘陵地の高低差がある庭、細長い庭、建物と隣地の間にあるスペース、道路や隣家に近い庭など、さまざまな住環境があります。広い正方形の庭がなくても、愛犬の体格や性格に合わせて床材、フェンス、扉、排水、目隠しを組み合わせれば、安全に外で過ごせる場所を作ることは可能です。
ただし、ドッグランは人工芝を敷き、フェンスで囲むだけでは完成しません。脱走を防ぐ隙間や強度、雨水の流れ、夏の暑さ、排泄後の清掃、道路を通る人や犬への反応など、完成後の使い方まで考える必要があります。
この記事では、横浜市でドッグラン施工を検討している方に向けて、費用の目安、狭い庭の活用方法、選ばれやすい人工芝とフェンスの組み合わせ、安全設備、近隣への配慮、施工会社の選び方まで分かりやすく解説します。
この記事で分かること

- 横浜市で自宅ドッグランを作る費用の目安
- 狭い庭や細長い庭を活用する方法
- 人工芝とフェンスの代表的な組み合わせ
- 住宅密集地での鳴き声・臭い・視線対策
- 犬の大きさに合わせた安全設計
- 施工前に確認したい排水と搬入経路
- 横浜市で施工会社を選ぶポイント
先に結論
横浜市でも、庭の広さや形に合わせて自宅ドッグランを作れます。小規模でシンプルな施工は30万~50万円程度から検討できますが、正確な費用は施工面積、現在の地面、搬入経路、人工芝、フェンス、排水などを確認して決まります。
横浜市で自宅にドッグランを作ることはできる?

横浜市でも、戸建て住宅の庭や建物脇のスペースを活用してドッグランを作ることができます。大切なのは、庭の面積だけで判断せず、愛犬が安全に移動し、方向転換し、休憩できる動線を考えることです。
自宅ドッグランの目的は、必ずしも愛犬を長い距離で全力疾走させることだけではありません。外の空気に触れる、日光浴をする、飼い主と遊ぶ、匂いを嗅いで探索する、高齢犬が無理なく外へ出るといった使い方もあります。
10~20㎡ほどの庭や細長い敷地でも、犬種と利用目的によっては十分に検討できます。一方で、面積が広くても、フェンス下に隙間がある、床が滑る、雨水がたまるといった状態では安全なドッグランとはいえません。
横浜市でドッグランを作るメリット

散歩以外にも外で遊ぶ時間を作れる
自宅にドッグランがあると、短い時間でも愛犬を外へ出し、飼い主と遊ばせやすくなります。天候や飼い主の予定によって長時間の散歩が難しい日にも、気分転換の場所として活用できます。
ただし、自宅ドッグランは散歩の完全な代わりではありません。散歩では、さまざまな匂いや景色に触れる刺激が得られます。散歩と自宅ドッグランを組み合わせることで、愛犬の生活に変化をつけやすくなります。
高齢犬や足腰に不安がある犬も外に出やすい
玄関から道路へ移動しなくても、室内から庭へ出られる動線があれば、高齢犬や長い散歩が難しい犬も外気に触れやすくなります。掃き出し窓の段差を小さくし、滑りにくい床と日陰を用意すると、落ち着いて過ごせます。
公共のドッグランが苦手な犬も使いやすい
ほかの犬を怖がる犬、興奮しやすい犬、多くの犬がいる場所に慣れていない犬でも、自宅なら家族だけで利用できます。愛犬のペースに合わせられることは、自宅ドッグランの大きな利点です。
多頭飼いでも遊ばせやすい
複数の犬がいる家庭では、全頭を安全に外へ出せる場所があると便利です。ただし、体格差や相性がある場合は、必要に応じて区画を分けたり、一時的に犬を待機させられる扉を設けたりします。
横浜市のドッグラン施工費用はいくら?

横浜市で専門会社にドッグラン施工を依頼する場合、小規模でシンプルな施工は30万~50万円程度、人工芝、フェンス、日よけ、排水などを含む施工は60万~150万円程度が目安です。新築外構と一体で計画する場合や、設備を充実させる場合は150万円以上になることもあります。
費用は「何㎡か」だけで決まりません。道路から庭まで重機が入れるか、既存の植木や庭石を撤去するか、水が流れる先を作れるかによっても工事内容が変わります。
施工費用の参考
| 施工の種類 | 費用の目安 | 主な施工内容 |
|---|---|---|
| 小規模・シンプルな施工 | 30万~50万円程度 | 10~15㎡前後、基本的な床材、簡易フェンスなど |
| 一般的な自宅ドッグラン | 60万~150万円程度 | 下地、人工芝または天然芝、フェンス、日よけ、排水など |
| 新築外構一体・設備充実 | 150万円以上 | 目隠し、照明、足洗い場、デッキ、外構全体など |
| 賃貸物件・店舗・事業用 | 個別見積もり | 複数利用、耐久性、管理方法を含む設計 |
※上記は一般的な目安です。施工面積、敷地条件、使用する製品、撤去工事などによって変わります。
施工費用を左右する主な項目
- 施工する面積
- 現在の地面が土・砂利・天然芝・コンクリートのどれか
- 既存の庭木、庭石、物置、古い人工芝などの撤去
- 人工芝や床材の種類
- フェンスの高さ・長さ・素材
- 目隠しフェンスや二重扉の有無
- 下地、勾配、排水工事
- 足洗い場、日よけ、照明などの設備
- 道路から庭までの搬入経路
- 階段・擁壁・敷地の高低差
横浜市で費用が上がりやすいケース
横浜市の住宅では、前面道路から庭までの通路が狭い、道路と庭の間に階段や高低差があるといった理由で、重機を入れられないことがあります。この場合、人工芝や砕石などの資材、撤去した土を人力で運ぶため、作業量が増えます。
斜面を平らにする造成、既存擁壁に関わる工事、排水経路の変更が必要な場合は、通常の庭より調査と工事が増えます。擁壁は安全性や法令に関わるため、ドッグラン工事だけの判断で穴を開けたり、荷重を加えたりせず、専門家へ確認します。
また、工事車両の駐車場所を確保しにくい、作業できる時間帯に配慮が必要、住宅や塀を傷つけないための養生範囲が広いといった条件も見積もりに影響します。現地調査では、庭の中だけでなく、道路から施工場所までの経路も確認することが大切です。
ドッグランの費用について詳しく知りたい方は、「自宅ドッグランの予算・費用相場」も参考にしてください。
ドッグランを作る前に確認したい7つのこと

1.設置場所の広さと形
面積だけでなく、最も狭い部分の幅、犬が方向転換できる場所、室内からの出入口を確認します。正方形でなくても、細長い直線や建物の周囲を活用できる場合があります。
2.現在の地面
土、砂利、天然芝、コンクリート、既存の人工芝など、地面の状態によって必要な撤去や下地工事が異なります。雨の翌日に水たまりが残る場所があれば、写真を撮っておくと排水計画に役立ちます。
3.道路から庭までの搬入経路
門扉や通路の幅、階段、高低差、室外機などを確認します。重機が入れない場合は、資材と残土を人力で運ぶ施工方法を検討します。
4.雨水の流れと排水先
透水性のある人工芝を選んでも、その下の地面から水が抜けなければ水たまりができます。庭の勾配、土質、排水桝の位置、隣地へ水が流れないかまで確認します。
5.愛犬の犬種・年齢・性格
犬種や体重だけでなく、ジャンプ力、穴掘り、扉からの飛び出し、外を通る人や犬への反応も設計に反映します。高齢犬の場合は、段差、滑り、休憩場所を特に確認します。
6.隣家の窓や道路からの視線
犬が外の動きに反応しやすい場合、目隠しフェンスや植栽が役立ちます。隣家の窓に近い場所を排泄スペースにしないなど、周囲との位置関係も考えます。
7.利用する時間帯
早朝や夜間の利用が多い場合は、照明だけでなく、鳴き声や扉の開閉音にも配慮します。照明は隣家の窓や道路を強く照らさず、足元と出入口を確認できる位置に設置します。
横浜市の住宅環境に合わせたドッグラン設計

横浜市で自宅ドッグランを作るときは、愛犬の安全と同時に、周囲の住宅への配慮を設計に含めることが重要です。完成後に飼い主だけが注意するのではなく、犬が興奮しにくく、掃除しやすい環境を設備面から整えます。
住宅密集地では鳴き声と視線に配慮する
横浜市は、鳴き声、毛、臭いなどが近隣の迷惑にならないよう、飼い主へ適切な管理と配慮を求めています。自宅ドッグランでも、長時間犬だけで過ごさせない、排泄物をすぐに片づける、興奮したら室内へ戻すといった利用方法が大切です。
道路を歩く人、自転車、ほかの犬が見えるたびに吠える場合は、道路側だけ目隠しフェンスにする方法があります。隣家の窓と向き合う場所を避けて休憩場所を作り、犬が落ち着ける位置を確保しましょう。
狭い庭は面積より動線を考える
限られた庭では、設備を増やしすぎると犬が動ける場所が小さくなります。短くても走れる直線、犬が方向転換できる場所、人が掃除できる通路を優先します。
室外機、給湯器、立水栓、排水桝などがある場合は、犬がぶつからないように保護しながら、点検や修理ができる空間を残します。
丘陵地や高低差のある庭は、段差と排水を一緒に考える
横浜市には坂道や高低差のある住宅地が多く、庭に傾斜や階段が残ることもあります。犬が勢いよく下った先にフェンスや扉があると衝突しやすいため、走る方向、勾配、滑りにくさ、平らな休憩場所をまとめて計画します。
雨水を隣地や擁壁側へ集めないことも重要です。人工芝の下地を平らに見せるだけでなく、水の出口と排水先まで確認します。
庭木や既存の緑を活かす
庭のすべてを撤去して人工芝にする必要はありません。安全な庭木を残せば、夏の日陰や自然な景観として活用できます。ただし、犬が口にすると危険な植物、トゲ、落果、木の根元の穴掘りには注意が必要です。
敷地が風致地区内にある場合、建築物や工作物の新築、土地の形質変更、木竹の伐採などに許可が必要となることがあります。大きな造成や外構変更を伴う場合は、敷地の指定と手続きを事前に確認してください。
参考:横浜市「風致地区」
低地や斜面地ではハザードマップも確認する
河川沿い、沿岸部、谷戸、斜面に近い敷地など、市内でも土地ごとに地形と水の流れが異なります。施工前には庭の水はけに加え、横浜市が公開する洪水・内水・高潮・土砂災害などの情報も確認しておきましょう。
ハザードマップは個々の住宅の浸水を断定するものではありませんが、敷地周辺の特徴を把握し、床材、排水、電源設備の位置を考える材料になります。
参考:横浜市「防災の地図」
沿岸部は塩害と強風を想定する
海に近い敷地では、金属部材の腐食や強風の影響を受けやすい場合があります。フェンス、柱、金具、ビスは設置環境に適した仕様を選び、基礎の強度と定期点検を計画します。目隠し率の高いフェンスは風を受けやすいため、高さだけでなく耐風圧と柱間隔も確認します。
狭い庭でも楽しめるドッグランの作り方

細長い庭を直線コースとして活用する
建物と隣地の間にある細長いスペースでも、障害物を整理すれば短い直線として活用できます。行き止まり側には方向転換できる幅を設け、フェンスの角や設備に体をぶつけないようにします。
建物脇のスペースを庭とつなげる
庭だけでは面積が小さい場合、建物脇の通路まで安全に囲い、回遊できる動線を作る方法があります。ただし、給湯器や設備の排気、メンテナンス経路をふさがないことが前提です。
室内から出やすい動線を作る
掃き出し窓から庭へ出る段差が大きい場合は、滑りにくいステップやスロープを検討します。出入口の近くに足洗い場やタオルを置く場所があると、室内へ戻るときの負担を減らせます。
走る場所と休む場所を分ける
狭い庭でも、中央や直線部分は犬が動く場所として空け、庭の端に日陰や休憩場所を作ると使いやすくなります。ベンチや大きな遊具を置きすぎず、犬の動線を優先しましょう。
庭の一部だけをドッグランにする
庭全体を囲わず、必要な範囲だけをドッグランにすれば、家庭菜園、植栽、家族の休憩場所を残せます。管理する人工芝の面積を抑えられるため、清掃や費用を調整したい場合にも有効です。
横浜市の住宅で選ばれやすいドッグランの種類

横浜市内のドッグラン施工を種類別に集計した公的なデータはありません。そのため、ここでは「横浜市で最も多い」と断定せず、住宅密集地、細長い庭、道路や隣家に近い庭で検討しやすい代表的な組み合わせを紹介します。
人工芝とメッシュフェンスを組み合わせたドッグラン
人工芝とメッシュフェンスは、開放感を残しながら犬の遊び場を囲う基本的な組み合わせです。泥汚れや雑草管理の負担を抑えやすく、フェンス越しに風が通りやすいという特徴があります。
向いている住宅
- 周囲からの視線が気になりにくい庭
- 開放感と風通しを残したい住宅
- 外を通る人や犬に強く反応しない愛犬
- 比較的シンプルな構成にしたい住宅
一方、道路に近い庭では、愛犬がメッシュ越しに人や犬を見て吠えることがあります。性格と周囲の環境を確認して選びましょう。
人工芝と目隠しフェンスを組み合わせたドッグラン
道路や隣家からの視線を抑えたい住宅では、人工芝と目隠しフェンスの組み合わせが検討できます。木調のフェンスを選べば、住宅や庭の雰囲気にも合わせやすくなります。
向いている住宅
- 道路に面した庭
- 隣家との距離が近い住宅
- 通行人やほかの犬に反応しやすい愛犬
- 家族も庭でくつろぎたい住宅
全面を高い目隠しで囲うと、圧迫感や風通しの低下につながることがあります。高さ、板の隙間、設置する方向を調整します。
人工芝とメッシュ・目隠しフェンスを併用したドッグラン
道路側と隣家側だけを目隠しフェンスにし、建物側や視線が気にならない方向をメッシュフェンスにする方法です。プライバシー、開放感、風通し、費用のバランスを取りやすいため、横浜市の住宅で検討しやすい組み合わせです。
人工芝と既存の塀・フェンスを活用したドッグラン
すでにある塀やフェンスを安全に利用できる場合、不足している部分だけを追加する方法があります。ただし、既存設備があるから安全とは限りません。
- 愛犬が越えない高さか
- 下や横から抜ける隙間がないか
- 足を掛けて登れる形ではないか
- 体当たりに耐えられるか
- ブロック塀や基礎が劣化していないか
- 隣地との境界に問題がないか
安全性が不足している場合は、補強や交換を検討します。
天然芝とフェンスを組み合わせたナチュラルドッグラン
日当たりがよく、芝刈りや雑草管理ができる家庭では、天然芝を活かしたドッグランも選択肢です。庭木や既存の景観を残しやすく、自然な感触を愛犬に楽しんでもらえます。
ただし、犬が同じ場所を走ったり排泄したりすると芝が傷みます。出入口など利用が集中する場所だけ、人工芝や滑りにくい舗装材を組み合わせる方法もあります。
人工芝とタイルを組み合わせた管理しやすいドッグラン
犬が走る部分を人工芝、出入口、足洗い場、飼い主の休憩場所をタイルやコンクリートにする設計です。
- 犬が遊ぶ場所:人工芝
- 室内への出入口:滑りにくいタイル
- 足洗い場:タイルまたはコンクリート
- 飼い主の休憩場所:タイルデッキ
全面を硬い床にせず、愛犬が走る場所には足腰への負担を考えた床材を使います。タイルも製品によって滑りやすさや表面温度が異なるため、屋外用で犬が歩きやすいものを選びましょう。
細長い庭を活用した直線型ドッグラン
建物と隣地の間、庭の端などを活用するタイプです。広い庭がなくても短い距離を移動できますが、人が清掃できる幅、端で方向転換する場所、室外機などの保護が必要です。
庭の一部を囲うコンパクトドッグラン
小型犬用のスペースだけを囲い、家族が過ごす場所や植栽を残す方法です。庭を犬専用にせず、家族全員で使い分けたい住宅に向いています。
横浜市の住宅に合う組み合わせ比較表
| ドッグランの種類 | 開放感 | 目隠し | 管理 | 向いている住宅 |
|---|---|---|---|---|
| 人工芝+メッシュフェンス | 高い | 低い | しやすい | 周囲の視線が気になりにくい庭 |
| 人工芝+目隠しフェンス | 中程度 | 高い | しやすい | 道路や隣家に近い庭 |
| メッシュ・目隠し併用 | 高い | 中~高 | しやすい | 開放感と近隣対策を両立したい庭 |
| 天然芝+フェンス | 高い | フェンスによる | 手入れが必要 | 自然な庭を残したい住宅 |
| 人工芝+タイル | 中程度 | フェンスによる | しやすい | 清掃と家族での利用を重視する住宅 |
| 細長い直線型 | 中程度 | フェンスによる | 幅による | 建物脇や細長い庭 |
| 庭の一部を囲うタイプ | 高い | フェンスによる | しやすい | 庭を家族と犬で使い分けたい住宅 |
迷った場合は人工芝と2種類のフェンスを検討
横浜市の住宅では、人工芝を基本に、道路側や隣家側を目隠しフェンス、そのほかをメッシュフェンスにする組み合わせが検討しやすいでしょう。清掃のしやすさ、プライバシー、風通し、開放感のバランスを取りやすくなります。
ただし、外が見えなくなると落ち着く犬もいれば、周囲を確認できないことで不安になる犬もいます。最適な組み合わせは、庭の条件と愛犬の性格を確認して決めます。
ドッグランの床材は何がおすすめ?

ドッグランの床材は、見た目だけでなく、愛犬の足腰、日当たり、水はけ、掃除にかけられる時間で選びます。どの床材にもメリットと注意点があるため、必要に応じて複数の素材を組み合わせます。
| 床材 | 主なメリット | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 人工芝 | 泥を抑えやすく、一年中緑を保ちやすい | 夏の熱、下地、排水、臭い対策が必要 |
| 天然芝 | 自然な感触で庭になじみやすい | 芝刈り、雑草、日当たり、犬による傷み |
| 土 | 初期費用を抑えやすい | 泥、砂ぼこり、雑草、穴掘り |
| ウッドチップ | 自然な雰囲気を作りやすい | 飛散、補充、誤食、排泄物の確認 |
| タイル・コンクリート | 掃除しやすく、水場に使いやすい | 硬さ、滑り、夏の表面温度 |
人工芝
草刈りの負担を減らし、雨の後の泥汚れを抑えたい家庭に向いています。ただし、人工芝だけを敷けば水はけや臭いの問題が解決するわけではありません。透水性のある製品を選び、下地に勾配を付け、水が抜ける先まで計画します。
尿が気になる場所は定期的に水で洗い流し、必要に応じて犬が利用する場所に適した洗浄用品を使用します。真夏は表面温度が高くなるため、手で触って確認し、暑い時間帯の利用を避けましょう。
天然芝
自然な庭の雰囲気を残したい場合に向いています。日当たりと風通しが必要で、芝刈り、水やり、雑草管理が発生します。犬が走る場所や出入口は傷みやすいため、部分的にほかの床材を使う方法もあります。
土
初期費用を抑えやすい一方、雨の日の泥、乾燥時の砂ぼこり、雑草、穴掘りが課題になります。室内への出入口だけ舗装し、足の汚れを落とせる場所を設けると管理しやすくなります。
ウッドチップ
自然な景観を作りやすい素材ですが、犬が走ると移動したり、風で飛散したりするため、定期的な補充が必要です。木片を口にする犬には向かないことがあります。排泄物を見つけやすいかも確認しましょう。
タイル・コンクリートとの組み合わせ
足洗い場、出入口、飼い主の休憩場所には、清掃しやすいタイルやコンクリートが役立ちます。ただし、全面を硬い床にすると足腰への負担や滑りが心配です。犬が走る場所は人工芝などにして、用途別に使い分けます。
安全なドッグランに必要な設備

愛犬に合わせたフェンス
フェンスは高さだけで選びません。犬が足を掛けられる横桟がないか、下から潜れる隙間がないか、体当たりに耐えられる強度があるかを確認します。同じ犬種でもジャンプ力や脱走行動には個体差があります。
飛び出しを防ぐ二重扉
人が出入りするときの飛び出しを防ぐには、入口を二重にする方法が有効です。スペースが限られる場合は、扉の開く方向、補助フェンス、鍵の位置を工夫します。子どもが開ける可能性がある家庭では、手が届きにくい位置の補助錠も検討します。
フェンス下の隙間と穴掘り対策
小型犬はわずかな隙間から抜けることがあります。穴を掘る犬の場合は、フェンスの下部や地面側にも対策が必要です。完成時だけでなく、土が流れて隙間が広がっていないか定期的に点検します。
日よけと休憩場所
愛犬が自分で日なたと日陰を選べるようにします。シェードや屋根、庭木などがありますが、風への強さや収納方法も確認します。日陰があっても気温と湿度が高い日は、無理に利用させないことが大切です。
足洗い場と散水設備
出入口の近くに足洗い場があると、室内へ戻る前に汚れを落とせます。散水設備は、人工芝の清掃にも利用できます。水を使った後に汚れた水が隣地へ流れたり、同じ場所にたまったりしないよう、排水先まで計画します。
照明と目隠し
夕方に利用する場合は、足元と扉を確認できる照明が役立ちます。光が隣家の窓へ向かないよう設置方向を調整します。目隠しは犬の興奮と視線を抑えますが、風通しと圧迫感も考えて必要な面に設置します。
室外機・給湯器など既存設備の保護
犬が設備へぶつかる、配管をかじる、排気口の近くで過ごすといったことがないようにします。設備の前を完全に囲うのではなく、点検や交換ができる経路を残してください。
犬の大きさ別に考えるドッグラン設計

小型犬向け
小型犬では、フェンス下や扉横の小さな隙間、体格に対して大きな段差、口に入りやすい砂利や木片に注意します。広さよりも、庭を安全に回れる動線や匂いを嗅げる場所が重要になることもあります。
詳しくは「小型犬のための自宅ドッグラン施工」をご覧ください。
中型犬向け
柴犬、コーギー、ビーグルなどの中型犬では、短くても走れる直線、滑りにくい床、十分なフェンス強度が必要です。体格だけでフェンス高を決めず、ジャンプ力や性格も確認します。
詳しくは「中型犬のための自宅ドッグラン施工」をご覧ください。
大型犬向け
大型犬では、フェンス、柱、扉の強度が特に重要です。急な方向転換や滑りが足腰の負担にならない床を選び、人と犬が安全にすれ違える幅、体を伸ばして休める日陰も確保します。
詳しくは「大型犬のための自宅ドッグラン施工」をご覧ください。
犬の体格別情報をまとめて確認したい方は、「犬種・体格別のおすすめドッグラン設計」も参考にしてください。
横浜市で起こりやすいドッグラン施工の失敗例

狭い庭に設備を詰め込みすぎた
ベンチ、遊具、植木鉢などを置きすぎると、犬が動ける場所と人が掃除する通路がなくなります。最初は必要最低限の設備にし、実際に使ってから追加する方法もあります。
人工芝を敷いたのに水たまりができた
人工芝が水を通しても、その下の地面に勾配や排水先がなければ水が残ります。表面の素材だけでなく、下地と水の出口まで設計する必要があります。
外を通る人や犬に吠えるようになった
道路側をメッシュフェンスにしたことで、通行人、自転車、散歩中の犬がよく見え、興奮する場合があります。愛犬の性格によっては、道路側だけ目隠しにする方が適しています。
隣家から庭が丸見えだった
完成後に視線が気になり、庭を使わなくなることがあります。現地調査では庭から外を見るだけでなく、道路や周囲から庭がどう見えるかも確認します。
尿の臭いが残った
水で洗っても、排水が悪ければ汚れを含んだ水が同じ場所に残ります。透水性のある床材、下地、勾配、定期的な水洗いを組み合わせることが重要です。排泄する場所を決めて清掃しやすい床にする方法もあります。
搬入経路を確認せず費用が増えた
庭だけを見て計画し、工事直前に重機や資材が入らないと分かると、施工方法が変わる可能性があります。門扉、通路、階段、駐車場所まで事前に確認しましょう。
夏に床が熱くて使えなかった
人工芝、タイル、コンクリートは直射日光によって熱くなることがあります。真夏は手で触れて温度を確認し、涼しい時間帯に利用します。日陰と散水環境を施工段階で考えると管理しやすくなります。
横浜市でドッグランづくりの参考にしたい施設

自宅ドッグランを計画する前に、実際のドッグランで愛犬の行動を観察するのもおすすめです。好む床、落ち着く場所、ほかの犬との距離、日陰での過ごし方などは、自宅の設計を考える手掛かりになります。
新横浜公園ドッグラン(港北区)
新横浜公園ドッグランは、天然芝の広いフィールドとスタッフによる運営が特徴です。広い場所で愛犬がどの程度走るのか、体格別の区画や二重扉がどのように使われているかを観察できます。
見学したいポイント
- 天然芝の感触と傷みやすい場所
- 体格別のエリア分け
- 入口と飛び出し防止の考え方
- フェンスの高さ・隙間
- 利用ルールの掲示方法
利用登録や営業日は変更される可能性があります。来場前に新横浜公園ドッグラン公式サイトをご確認ください。
本牧山頂公園ドッグラン(中区)
本牧山頂公園のドッグランは約800㎡で、水飲み場や足洗い場も案内されています。高低差や緑のある公園で、日陰、休憩場所、給水・清掃設備の配置を参考にできます。
見学したいポイント
- 樹木と日陰の活用
- 傾斜と平らな休憩場所
- 水飲み場と足洗い場
- 犬が落ち着く場所
- 飼い主が見守る位置
開催日や利用条件は、本牧山頂公園のDOG RUN情報をご確認ください。
新杉田公園ドッグラン(磯子区)
新杉田公園にも公園内ドッグランがあります。自宅ドッグランを考える際は、限られた敷地での入口、フェンス、犬と人の動線、ルール表示を確認すると参考になります。
入船公園ドッグラン(鶴見区)
入船公園には登録制のドッグランがあります。出入口の管理、利用者同士の距離、フェンス沿いで犬がどのように行動するかを観察してみましょう。
横浜市が案内する公園ドッグランと最新情報は、横浜市「犬を放して遊ばせることができる場所はありますか」から確認できます。
見学時に確認したい10のポイント
- 愛犬がどの床材を好むか
- どのくらいの距離を走るか
- どこで落ち着いて休むか
- フェンスの高さ・隙間・強度
- 出入口の安全性
- 日陰の位置
- 水飲み場や足洗い場
- ベンチからの見渡しやすさ
- 雨水がたまりそうな場所
- 犬の体格による区分け
公共施設の広さや設備を、そのまま自宅へ取り入れる必要はありません。愛犬が好んだ床材、安心できた目隠し、使いやすかった入口などを、ご自宅の広さと予算に合わせて取り入れます。
横浜市で提案できるドッグラン参考プラン

以下は実在する施工事例ではなく、横浜市の住宅を想定した参考プランです。実際の施工内容と費用は、敷地と愛犬を確認して決まります。
10~15㎡の小型犬向けコンパクトプラン
- 人工芝と下地施工
- 小型犬が抜けにくいメッシュフェンス
- 脱走防止扉
- 室内から庭へ出るステップ
- 清掃用の水栓
庭の一部を囲い、家族が使う場所や植栽を残したい家庭に向いています。
20~30㎡の中型犬向け人工芝プラン
- 排水を考えた下地と人工芝
- 強度を考えたフェンスと扉
- 道路側の目隠しフェンス
- 直線的に走れる動線
- 日陰と休憩場所
庭木を残したナチュラルプラン
安全な庭木を日陰として残し、犬が動く場所を人工芝または天然芝にします。植栽部分へ犬が入らないように小さな囲いを設ける方法もあります。
道路からの視線を抑えた目隠しプラン
道路側を目隠しフェンス、ほかの面をメッシュフェンスにします。外を通る人や犬への反応を減らしながら、風通しと開放感を残します。
賃貸物件向け共用ドッグランプラン
アパートや賃貸住宅の空きスペースを活用する場合は、複数の入居者が利用することを前提に、耐久性、二重扉、利用規約、排泄物の処理、清掃担当、利用時間を計画します。
横浜市でドッグラン施工会社を選ぶポイント

犬種だけでなく年齢・性格まで確認してくれるか
同じ犬種でも、ジャンプ力、穴掘り、外への反応、運動量は異なります。犬種と体重だけで設備を決めず、普段の行動を確認してくれる会社を選びましょう。
狭い敷地と搬入方法を確認するか
庭の中だけでなく、前面道路、門扉、通路、階段、駐車場所まで確認する必要があります。重機が入れない場合の施工方法も説明してもらいましょう。
人工芝だけでなく下地と排水まで説明できるか
人工芝の見た目や価格だけでなく、既存土の処理、砕石、勾配、排水先について説明できるか確認します。
音・臭い・視線への配慮を提案できるか
住宅密集地では、目隠しの方向、排泄場所、照明、利用時間も重要です。フェンスで囲うことだけでなく、周囲との関係を含めて設計できる会社が適しています。
見積書に工事内容が書かれているか
「ドッグラン工事一式」だけでは、どこまで含まれるか分かりません。撤去、残土処分、下地、人工芝、フェンス、扉、排水、諸経費などの範囲を確認します。
完成後の管理方法を説明してくれるか
人工芝の清掃、排泄後の水洗い、フェンスや鍵の点検、強風前の日よけ収納など、完成後の使い方まで説明してもらいましょう。
ご相談から完成までの流れ

- 無料相談:希望するドッグランの内容を伺います。
- ヒアリング:愛犬の犬種、年齢、頭数、性格を確認します。
- 庭の写真を確認:地面、周囲のフェンス、搬入経路を確認します。
- 現地調査:広さ、高低差、排水、隣家との位置関係を調べます。
- プラン・見積もり:床材、フェンス、扉、設備をご提案します。
- 契約:施工範囲、金額、工期を確認します。
- 施工準備:搬入方法、駐車場所、必要に応じて近隣への配慮を確認します。
- 施工:下地、排水、床材、フェンスなどを施工します。
- 完成確認:隙間、扉、排水、仕上がりを確認します。
- 利用開始:清掃・管理方法をご案内します。
相談前に準備していただきたい情報
- 横浜市内の町名
- 設置場所の写真
- おおよその広さ
- 現在の地面
- 道路から庭までの通路
- 愛犬の犬種・年齢・頭数
- ジャンプ、穴掘り、脱走などの傾向
- 希望する床材・フェンス・設備
- 予算
- 希望する施工時期
横浜市のドッグラン施工対応エリア

横浜市内の戸建て住宅、アパート・賃貸物件、店舗・施設のドッグラン施工をご相談いただけます。
都心・臨海部
西区、中区、神奈川区、鶴見区
北部エリア
港北区、都筑区、青葉区、緑区
西部エリア
保土ケ谷区、旭区、瀬谷区、泉区
南部エリア
南区、港南区、磯子区、金沢区
戸塚・栄エリア
戸塚区、栄区
上記に記載のない地域についても、お気軽にご相談ください。
自宅以外のドッグラン施工にも対応

アパート・賃貸物件
敷地内の空きスペースを共用ドッグランにすることで、ペット可物件の付加価値を高める方法があります。複数の入居者が使うため、二重扉、利用規約、利用時間、排泄物の処理、清掃、事故時の対応まで決める必要があります。
マンション・集合住宅
マンションでは、構造、管理規約、管理組合、騒音、排水、避難経路などの確認が必要です。専用庭であっても自由に工事できるとは限らないため、施工相談の前に管理規約と工事可否をご確認ください。
ペットホテル・トリミングサロン
預かる犬の体格や頭数が変わるため、区画分け、耐久性、スタッフの見守りやすさ、清掃動線を重視します。
動物病院・犬の保育園
体調や性格の異なる犬を扱う施設では、一頭ずつ利用できる区画や、安全に待機できるスペースも検討します。
ドッグカフェ・商業施設
犬の安全だけでなく、来場者の動線、受付、利用条件、清掃、近隣への配慮まで含めて設計します。これからドッグラン事業を始める方は、「ドッグラン事業をゼロから始める7ステップ」も参考にしてください。
横浜市のドッグラン施工に関するよくある質問

横浜市でドッグランを作る費用はいくらですか?
小規模でシンプルな施工は30万~50万円程度、人工芝、フェンス、日よけ、排水などを含む施工は60万~150万円程度が目安です。新築外構と一体で計画する場合や設備を充実させる場合は150万円以上になることもあります。正確な費用は現地の状態と施工内容によって決まります。
10㎡程度の狭い庭でも作れますか?
愛犬の体格や利用目的によっては作れます。全力で走るだけでなく、日光浴、探索、飼い主との遊び、排泄場所として使うこともできます。面積だけでなく、最も狭い部分の幅と方向転換できる場所を確認します。
人工芝と天然芝はどちらがおすすめですか?
管理の負担や泥汚れを抑えたい場合は人工芝、自然な景観と感触を重視し、芝の手入れができる場合は天然芝が候補です。日当たり、排水、愛犬の使い方によって適した床材は異なります。
庭が土や砂利でも施工できますか?
施工できます。土や砂利の状態、地面の高さ、水はけを確認し、必要に応じて撤去、整地、砕石、勾配調整などを行います。
住宅密集地でもドッグランを作れますか?
作れる場合があります。ただし、道路や隣家からの視線、鳴き声、排泄物の臭い、照明、利用時間への配慮が重要です。目隠しフェンスや清掃しやすい排泄場所も検討します。
鳴き声による近隣トラブルを防ぐ方法はありますか?
道路側の視線を遮る、犬だけで長時間利用させない、興奮したら室内へ戻す、早朝・夜間の利用を控えるといった対策があります。ただし、設備だけで鳴き声を完全に防ぐことはできません。必要に応じて獣医師やドッグトレーナーへの相談も検討します。
尿や排泄物の臭いは残りませんか?
排泄物を早めに取り除き、定期的に水洗いすることが基本です。水が抜ける床材、下地、勾配、排水先を計画し、排泄場所を決めると管理しやすくなります。
工事期間はどのくらいですか?
小規模な施工であれば数日程度で終わることもありますが、撤去、下地、排水、フェンス、設備の内容によって変わります。天候や搬入条件も影響するため、見積もり時に工程を確認してください。
フェンスの高さはどのくらい必要ですか?
犬種だけで一律には決められません。体格、ジャンプ力、性格、足を掛けられる形状か、地面との隙間、柱と扉の強度を確認して決めます。
横浜市内ならどこでも相談できますか?
横浜市内の各地域からご相談いただけます。道路から庭までの搬入経路や駐車条件によって施工方法が変わるため、最初に庭と通路の写真をお送りください。
横浜市のドッグラン施工はドッグランホームズへご相談ください

ドッグランホームズでは、人工芝を敷いてフェンスで囲うだけでなく、愛犬の犬種、年齢、性格、頭数に合わせたドッグランをご提案します。
- ドッグラン施工に特化
- 狭い庭や細長い庭にも対応
- 人工芝、下地、排水、フェンスまでまとめて提案
- 脱走、滑り、暑さ、排泄後の清掃を考えた設計
- 近隣への音、臭い、視線にも配慮
- 自宅、賃貸物件、店舗・事業用に対応
- 相談・見積もり無料
庭が狭い、現在の地面が土や砂利、どのフェンスを選べばよいか分からないという段階でもご相談いただけます。愛犬とご家族が安全に、長く使えるドッグランを一緒に考えます。