自宅ドッグランの予算はいくら?新築・リフォーム別の費用相場完全ガイド

目次
  1. はじめに:自宅ドッグランの予算は?
  2. 予算帯別の結論【早見表】
  3. 【30〜50万円】コスパ重視のスタンダード
  4. 【60〜100万円】デザイン×機能の定番
  5. 【100〜150万円】こだわり派プレミアム
  6. 【150万円〜】新築外構一体型フルカスタム
  7. 予算内訳の実例と変動要因
  8. 費用を抑える7つの方法
  9. 見積もりチェック10項目
  10. 新築で計画する完全ガイド
  11. 【犬種別】おすすめ予算プラン
  12. まとめ:予算内で最高の選択を

自宅ドッグランの予算はいくら?新築・リフォーム別の費用相場完全ガイド

「自宅にドッグランを作りたいけど、いくらかかるの?」そんな疑問にお答えします。実は、30万円からでも本格的なドッグランは実現可能です。この記事では、予算別のプラン内容から新築時の外構計画まで、費用に関する疑問を徹底解説します。

自宅ドッグラン予算の結論【価格帯別早見表】

まずは結論から。ご予算に応じてどんなドッグランが作れるのか、一目でわかる早見表をご紹介します。

予算帯 実現できる内容 向いている方 施工期間
30〜50万円 シンプルな人工芝+簡易フェンス 小型犬、初めてのドッグラン、賃貸住宅 5〜7日
60〜100万円 天然芝+本格フェンス+日除け 中型犬、こだわりの庭づくり 1〜3週間
100〜150万円 全面設計+ウッドデッキ+遊具込み 大型犬、多頭飼い、本格派 3〜4週間
150万円〜 ドッグランを含む新築外構工事一式 新築・全面リフォーム、理想を追求 1.5〜2.5ヶ月

重要ポイント: どの価格帯でも、ご要望・敷地条件に合わせて過不足のない仕様をご提案します。「予算内で最高の環境を」が私たちのモットーです。

【予算30〜50万円】コスパ重視のスタンダードプラン

この予算で実現できること(基本仕様)

  • 面積:10〜15㎡(約3〜4.5坪)
  • 地面:人工芝(スタンダードグレード)
  • フェンス:アルミ製簡易フェンス(高さ100〜120cm)
  • 整地:基本的な地盤整備
  • 排水:簡易排水処理

オプション: 小型タープ(+3〜5万円)/簡易足洗い場(+2〜3万円)/基本照明(+3〜5万円)

実例

【埼玉県・Aさん邸】予算45万円:トイプードル2頭/12㎡。人工芝+アルミフェンス+タープ。「必要十分でコスパ最高。」

メリット・デメリット

  • メリット: 初期投資が少ない/短工期/メンテ負担低め/賃貸でも原状回復設計可
  • デメリット: デザインの幅が狭い/大型犬には不足/本格アジリティは難しい

コストダウンのコツ

  1. 施工時期を冬季に(12〜2月)
  2. DIY併用(遊具は自作/基礎はプロ)
  3. 相見積もり(3社以上)
  4. 段階的追加(まず芝とフェンスから)

【予算60〜100万円】バランス重視のスタンダードプラン

この予算で実現できること(基本仕様)

  • 面積:15〜25㎡(約4.5〜7.5坪)
  • 地面:天然芝または高品質人工芝
  • フェンス:木製/スチール製(120〜150cm)
  • 日除け:パーゴラ/固定式シェード
  • 排水:本格的な排水設備
  • 付帯:水栓・足洗い場

よく含まれる要素: 植栽/簡易アジリティ/ガーデンライト/門扉動線

実例

【千葉県・Bさん邸】予算85万円:柴犬&コーギー/20㎡。天然芝+木製フェンス+パーゴラ+水場。

【東京都・Cさん邸】予算95万円:ゴールデン1頭/22㎡。高品質人工芝+スチールフェンス+大型パーゴラ+ミニプール区画。

メリット・デメリット

  • メリット: デザインと機能のバランス/中型犬も満足/庭全体の美観が上がる
  • デメリット: 天然芝は維持費あり/1〜3週間の工期/大型多頭では手狭も

押さえるべきポイント

  1. 素材選び(天然芝vs人工芝、木製vs金属フェンス)
  2. 動線設計(視認性・出入口位置)
  3. 日除け対策は必須
  4. 排水設計はケチらない

【予算100〜150万円】こだわり派のプレミアムプラン

この予算で実現できること(基本仕様)

  • 面積:25〜40㎡
  • 地面:高級人工芝/天然芝/ゴムチップの組合せ
  • フェンス:デザイン木製/スチール(150〜180cm)
  • デッキ:ウッド/タイル(8〜12㎡)
  • 屋根:本格パーゴラ/屋根付スペース
  • 遊具:アジリティ一式
  • 水場:シャワー、足洗い場、水飲み場

追加充実: プール/収納/夜間照明/防犯カメラ/全天候型エリア/ベンチ&テーブル

実例

【神奈川県・Dさん邸】予算135万円:ラブラドール2頭/35㎡。人工芝+ゴムチップ+10㎡デッキ+屋根付×アジリティ×プール×シャワー。

【埼玉県・Eさん邸】予算120万円:ボーダー&M.シュナ/30㎡。天然芝+デッキ+フルアジリティ+照明+収納。

メリット・デメリット

  • メリット: 大型犬も全力疾走/ドッグスポーツ可/資産価値UP/「見せる庭」
  • デメリット: 投資額大/工期3〜4週間/維持も本格的

投資対効果を最大化

  1. 多機能設計(BBQ/子ども遊び場と兼用)
  2. 耐久素材を選ぶ(10年目線)
  3. 将来の高齢犬期も想定
  4. 専門家の設計導入

【予算150万円〜】新築外構一体型フルカスタムプラン

この予算で実現できること

  • ドッグランエリア:30〜50㎡以上
  • 外構全体:駐車場・アプローチ・主庭と統合設計
  • 設備:照明・電気・複数水栓・排水・目隠しフェンス
  • 上位機能:全天候型屋根/床暖房デッキ/自動給水/IoT照明・カメラ/屋内外境界のシャワー室

実例

【千葉県・Fさん邸】予算280万円(外構全体):ゴールデン3頭/45㎡。人工芝×天然芝/大型屋根付デッキ/プール/シャワー室/収納棟。

【東京都・Gさん邸】予算180万円(外構全体):フレブル2頭/25㎡。全面屋根/冷却ミスト/床暖デッキ/防犯カメラ。狭小地最適化。

新築で計画するメリット

  • 外構一体発注で10〜20%コストダウン
  • 最適動線(リビング視認性・玄関→ラン→水場)
  • 配管・電気の一体施工で効率的
  • 外構費を住宅ローンに組み込める
  • 建物と調和したデザイン

スケジュール(要点)

  • 計画段階:「ドッグラン最優先」を建築側へ共有/外構業者は早期選定
  • 建築中:基礎時に排水管/電気工事時に配線位置を確定
  • 引き渡し前:外構完成→同時運用開始が理想

よくある失敗と対策

  • ラン後回しで予算枯渇:最初からローンに含める
  • リビングから見えない配置:窓位置と同時検討
  • 排水不足で水溜まり:建築側計画と連携して設計
  • 夏場灼熱:影・植栽・日射シミュレーション

予算別・費用の内訳を徹底解説

【30万円プラン】内訳例

  • 整地・地盤:5万円
  • 人工芝材:8万円/施工:7万円
  • フェンス材:5万円/施工:3万円
  • 排水工事:2万円
  • 諸経費:3万円
  • 合計:33万円

【80万円プラン】内訳例

  • 整地:8万円
  • 天然芝材:6万円/施工:10万円
  • フェンス材:12万円/施工:8万円
  • パーゴラ材:10万円/施工:8万円
  • 排水:5万円/水場:4万円/植栽:3万円
  • 諸経費:6万円
  • 合計:80万円

【130万円プラン】内訳例

  • 整地:12万円
  • 高級人工芝材:20万円/施工:15万円
  • フェンス材:15万円/施工:10万円
  • デッキ材:15万円/施工:12万円
  • 屋根パーゴラ:18万円
  • アジリティ:8万円/排水:8万円
  • 水場:10万円/照明:5万円/諸経費:12万円
  • 合計:130万円

コストが変動する主な要因

  • 地盤:改良+10〜30万円/土搬出+5〜15万円/傾斜整地+20〜50万円
  • 撤去:古コンクリ撤去+10〜30万円/伐採抜根+5〜20万円/既存フェンス撤去+3〜10万円
  • 立地:重機不可+20〜40%/運搬困難+10〜20%/都心狭小+10〜30%
  • 素材:人工芝3,000〜15,000円/㎡/フェンス5,000〜30,000円/m/デッキ15,000〜50,000円/㎡

費用を抑える7つの賢い方法

  1. 冬の閑散期施工:実質10〜15%ダウンを狙う
  2. 段階整備:基礎→日除け→デッキの分割投資
  3. DIY/プロの使い分け:基礎・排水・電気はプロ
  4. 素材のメリハリ:人工芝は上位、フェンスは標準
  5. 業者選定:ドッグラン実績・提案力・保証
  6. 補助金活用:透水舗装/緑化/バリアフリーを自治体で確認
  7. ローン活用:新築は住宅ローン、既存はリフォームローン

見積もりをチェックする10のポイント

  • 面積・数量の明記(「一式」多用は要注意)
  • 材料メーカー・品番の記載
  • 工事内容の具体化(掘削深さなど)
  • 保証内容・期間
  • 支払い条件(着手・中間・完了)
  • 工期の明示
  • 追加費用の説明
  • 廃材処分費の含有
  • 雨天時の対応
  • アフターメンテ内容

要注意パターン

  • 「一式」だらけ:後の追加請求リスク
  • 他社比 30%以上安い:品質/手抜き懸念
  • 口頭説明ばかり:書面で残さない
  • 即決を迫る:冷静に比較検討を
  • 保証が曖昧:アフター不安

新築でドッグランを計画する完全ガイド

タイムライン要点

  • 土地探し期:日当たり/風/騒音/拡張性
  • 建築会社選定:犬理解・実績確認
  • 間取り設計:リビング視認性/掃き出し窓位置/玄関→ラン→水場動線
  • 外構業者選定:建築と連携/予算の30%を外構へ
  • 詳細設計:素材・色・排水・電気位置
  • 建築中:基礎時に排水管/電気時に配線確定
  • 引き渡し前:外構仕上げ→同時運用

建築会社に必ず伝えること

  1. 「ドッグラン最優先」方針
  2. 犬種・頭数・将来計画
  3. 希望面積・仕様と予算配分
  4. リビングからの視認性重視

図面チェック(チェックボックス)

  • □ リビングからランが見える
  • □ 動線が最短
  • □ 散歩後の水場位置が良い
  • □ 日当たりと日陰のバランス
  • □ 近隣配慮(騒音・目隠し)

新築時のQ&A

Q. 外構費は住宅ローンに含められる? A. 可能(建物と一体発注が条件)。低金利で実現しやすい。

Q. 建築会社の外構と専門業者どちらが良い? A. 双方見積もり比較がベスト(提案力/価格/連携性)。

Q. 間取りの妥協はあり? A. 1畳の調整で満足度が上がるケース多し。

Q. 狭小地でも可能? A. 建築面積を絞る/屋上ランなど選択肢あり。

【犬種別】おすすめ予算プラン

小型犬(チワワ/トイプー等)

推奨予算:30〜60万円|面積:10〜15㎡

  • 低めフェンス(80〜100cm)
  • 肉球に優しい地面
  • 小型日除け/簡易アジリティ
  • 地面に投資、フェンスは標準でOK

中型犬(柴/コーギー/ビーグル等)

推奨予算:60〜100万円|面積:15〜25㎡

  • フェンス120〜150cm・強度重視
  • 耐久素材/広い日陰
  • 排水充実/本格アジリティ

大型犬(ゴールデン/ラブ/ボーダー等)

推奨予算:100〜150万円以上|面積:25〜40㎡

  • フェンス150〜180cm・頑丈
  • 関節に優しい舗装/広い休憩
  • プール・シャワー設備

多頭飼い

推奨:各犬種予算+20〜30%

  • 面積は+30%目安/仕切り導入
  • 複数休憩スペース/広い水飲み場
  • 追いかけっこ用の回遊動線

まとめ:予算内で最高のドッグランを実現するために

自宅ドッグランの予算は、30万円〜150万円以上まで幅広く選べます。重要なのは「予算に応じて諦める」のではなく、優先順位を明確にして最適解を選ぶこと。初期費用だけでなく維持費も踏まえ、愛犬・家族の暮らしに合った投資を行いましょう。

予算帯の指針(要約)

  • 30〜50万円:人工芝+簡易フェンスで必要十分(小型犬)
  • 60〜100万円:天然/高品質人工芝+本格フェンス+日除け(中型犬)
  • 100〜150万円:デッキ・遊具・水場も充実(大型犬/多頭)
  • 150万円〜:新築外構一体設計で理想動線+上位設備

私たちの実績では、導入後の満足度は非常に高く、問題行動の減少や家族時間の質向上にも寄与しています。まずは現地調査とご要望ヒアリングから。一緒に最適なプランを作りましょう。

記事公開日:2025年10月28日

最終更新日:2025年10月28日

この記事は、ドッグラン施工の専門家の監修のもと、最新の情報をもとに作成しています。

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